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お読みいただく前に&パスワード&Index
- 2026/01/01(Thu) -

はじめまして。

Gipskräuter<ジプソクラウター>です。


お越しいただきありがとうございます。


花より男子の二次小説を書いてます。
CPは総二郎×つくしです。


始めは読むだけだったんですけどね。

西門さんとつくしちゃんの、私の中ではあり得ないCPにいつしかどっぷり嵌まってしまいまして。ヘヘっ。

ある日ふと浮かんだ設定で無謀にも書き始めてしまった次第です(汗)

しかも、書き出しは浮かんだんですけどね。あとは、行き当たりばったりでそれぞれに勝手に動いてもらってます(笑)
なので、収拾作業が大変です(´-ω-`)


どの作品も、誰もがハッピーエンドを目指して頑張りまーす。


お話が完結するまではアップしない方針です。その代わりに、創作日記なるものをご用意しておりますので、そちらも覗いていただければ嬉しいです。


誤字脱字等多いかもしれませんが、お楽しみいただければ幸いです(*´∇`*)



最後に。


こちらはあくまで私の趣味のお部屋で、原作者様、他関係者様とは一切関係ありません。


誹謗中傷、荒らし等はご遠慮いただきますよう、宜しくお願い致します。


なお、駄文ではありますが著作権は放棄しておりませんので、転載、配布、二次使用等はご遠慮くださいますよう、宜しくお願い致します。



★パスワードについて★ 追記有り

★Index★



Gipskräuter
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花沢城物語 ~集結!道明寺近衛隊~ by GPS
- 2019/01/22(Tue) -





「ねぇ、類」
「ん?」
「最近ね、お庭とか玄関先とかに胡桃が落ちてるの」
「胡桃?」

うちに胡桃の木なんてあったっけ…?
それともリスかなんかが置いてってるのかな?何でかは知らないけど…。
後で田村に確認してみようかな?

ちらりとつくしを見るとちょっと不機嫌そうだった。

つくしって確か胡桃好きだったはず…?
いつもだったら嬉しそうに話して、「拾ったの~♪何作ろうかな~?」くらいの事、言いそうなのに。
勿論、その前に俺が止めるんだけどさ。


「………でね、類、聞いてる?」
「あっ、ごめん。何?」
「もうっ、ちゃんと聞いてよー!
全部ね、殻なの、殻!」


ぷっ。
不機嫌の原因はそれか。

でも確かに人の城の入口に胡桃の殻なんて何かの嫌がらせ?
流石にこれはあいつらじゃないよね…。
それじゃあ花沢に対しての挑戦?

それなら勿論受けてたつけど!


どうにかこうにかつくしを宥めて、その足で田村のいるであろう控え室に向かった。




「類様、何か御用事でしょうか?
お呼びいただければ参りましたのに」

「そんなのどうでもいいよ。それより、田村。

最近敷地内に胡桃の殻が大量に落ちてるんだって。
もしかしたら花沢に対しての挑戦かもしれないから早急に調べて!」


「胡桃の殻…ですか…。
確かに庭師がそんなような事をぼやいておりましたが……。
直ぐにお調べ致します」

「ん、よろしく」


とりあえずはこれでよし!
でも…何で胡桃なんだろう……?

解決までは時間の問題だろうし、つくしの所に戻ろうかな♪♪




「よし!気が立ってる時は、掃除掃除!
今日は屋根裏部屋でも掃除しよっ♪」


ふふっ♪
ここ昔っから好きなんだよね~。
お城の最上階で眺めも最高だし!


コツーン!
コロコロコロ………


「なっ、何、今の音?」

部屋の中を見回したけど、特に変わったことはなさそうだった。
それに…今の音って……上から?

ううん、そんな訳ないよね?
だってここ最上階だもん!
お城の内部からはここより上なんて行けないんだから…。

「つくし?」
「ひゃっ」

突然の声に振り向けばそこには類がいた。

あー、もう!びっくりするじゃない!
あっもしかしてさっきの音も類が関係してるのかも?

「ここにいたんだ!
またそんな事してるの?
使用人の仕事取っちゃダメだって言ったじゃん」

「だってー」

コツーン コツーン コツーン…
ゴロゴロ…………


「ねぇ…類、今の音聞いた?」
「うん、上からだったね」


最上階のバルコニーに出て見上げても、
これと言って変わったところは無いし、

……強いて言えば……

いつもより、少しだけ烏の数が多いかな?
くらいだ。
しかし、その間もコツーン コロコロ、コツーン コロコロ。
二人で顔を見合せてしまった。


「なんだろうね?」

「んーーーー、判んない」


「あっ!!!」

「なにっ、どうしたっ」

「あの烏、何か咥えてる」

「……………ぁ、ホントだ」


「あぁっーーーーー!」
「なんか、落としたっ」



烏が落とした何かが視界をかすめ、目を凝らしてその後を追った。


「ねぇ、あれって胡桃じゃないかな?」

「そうかも」

「ちょっと確認しに行こ」

「うん」


急いで階下へ、さっき烏が何かを落とした付近を探していると、
今では定期便になっているその音が、聞こえて来た。


…バリバリ……バリバリバリ……


「今日も来てた?」

「池の魚とにらめっこしてたよ」

「………そうなんだ…」


ため息まじりに、二人で静司郎マークのヘリを見上げた。


「ねぇ、あれなにかな?鳩?纏わり付かれてない?」

「………なんだろ?」
「よく巻き込まれずに飛んでるよな」


「凄い数だけど…大丈夫なのかしら?」

「てかさ、追いかけられてんの?連れて来たの?」

「………烏……?」


その時……ヒューン…と音がして2人で同時に空を見たげたら…


「痛ぁっ!」

今まで当たらなかったのにつくしのおでこに胡桃がっ!
しかもこれは中身が入ったままの固いヤツじゃない!💢

司……俺を怒らせたね?


「田村!大至急司のヘリに対してミサイル発射して!」
「はっ?!ど、道明寺様を攻撃?」

「つべこべ言わないで地対空ミサイル用意!つくしが攻撃されたんだ!絶対に許さない!」
「はっ?つくし様は後ろで胡桃を拾っていらっしゃいますが?」

「…………💢…じゃあ、城外アナウンス用意!」
「畏まりました!」


…バリバリ……バリバリバリ……

その時ヘリが少しだけ高度を下げて、また司が顔を出した。
あの赤い拡声器、手に持って!


「わんわんわん!」
「わんわん!」「わわわわんっ!!」

うちのSP3匹はつくしをガード、全員でヘリの中のあいつを睨んだ!


「近衛兵1番から10番まで南の庭に落とせ!
近衛兵11番から20番までは東の塔を狙え!
近衛兵21番から30番までは正面入り口!
近衛兵41番から50番は西の窓硝子に向かって落とせー!」



……近衛兵?何それ。
どうでもいいけど31番から40番はどうすんの?

でも、司のひと言で動き出したのはその黒い集団……同時にヘリの下部が開いてスルスルスルと籠のようなものが降りてきた。
そこに烏が寄っていって1羽ずつ嘴に何かを咥えて、
司の命令通りに10羽で編隊を組んで四方に飛んで行った!


「迷ってる10羽が31番から40番だね
「……だね」
「……そのようでございますね」

そしてあいつは近衛兵…もとい、烏に指示した後で俺達に向かって叫んだ。


「どうだ!思い知ったか!
お前が犬を退かさねぇから俺様が攻撃してんだよ!
早くそいつらを何処かにやって静司郎を返せーっ!!」



…………。

馬鹿じゃないの?一体いくつなの?
それでも道明寺の国王なの?

その前に烏を従えるって…おばさんが魔女だから?
ある意味すっごいレアなペットだよね。

つくしも赤くなったおでこを摩りながらポカンとして上空のヘリを見てた。


「つくし……あんたが叫びな。被害者だから。
2度とやるなって言っといて」


「うん!わかったわ」

マイクをつくしに渡したら、大きく息を吸って……そして超真面目な顔で叫び返した。


「道明寺ーっ!!中身の入ったものを落とさせなさいよ!
殻なんて要らないのよーっ!!

中身よ、中身ーっ!!
胡桃を落としてーっ!!お願いーっ!」



…バリバリ……バリバリバリ……

「おっ?!おおっ!
わかった、今度から中身食わねぇように言っとくわ!」




カァカァカァカァ!
カァカァカァカァ!

…バリバリ……バリバリバリ……


「頼んだわよーっ!」

…………。

「おう!じゃあな!」


…バリバリ……バリバリバリ……

カァカァカァカァ!


……司のヘリ、帰っちゃった。近衛兵引き連れて。
でもさ、今日も忘れてるよね?ホントに可愛がってんのかな……。


「……田村。職員の募集しといてくれる?」
「清掃係でございますね?畏まりました」


ダメだな、これは。
この辺りの胡桃がなくなるまでやるんだろう。

くるりと向きを変えたら……今日も足音をさせずに目の前には静司郎が居た。



おしまい




今日のお遊び♪



こんにちは~♪

今日のGPSは烏でした~(笑)

えっ?無理がある?
まあまあまあ……( ̄▽ ̄;)

でもこれ実話なんですよ!

Gipのお散歩道。
烏が出現するんです。
歩いてると後ろから

コツーン…コロコロ…

音がするんです(笑)

初めは烏がいるのにも気づかず、何の音??
なーんて思ってましたが、何てことはない。
烏が電線から胡桃を落としてたんです。
なので散歩道には胡桃の殻がたくさん転がってます(笑)

で、話を花沢城に戻しますが。

このネタを違う鳥で始めようとしたところ、

胡桃は食べないよ。
………チーン。

撃沈です(笑)
種明かしをしたら烏でいいじゃんって話になり、今に至るという訳でした(*´艸`*)



これ、お気に入りの1枚です(笑)
この画像が出てくるちょっと前の事。

烏はぴょんぴょんなんだよ~
ぴょんぴょん?
跳ねるのよ
あ、歩かないのね!

と、話してました。

後日この画像が投下され……。

歩いてるよね?(笑)
歩いてるね…(笑)

なんて会話があり、この画像(*´艸`*)

胡桃がみつからなくて慌ててるんですかね~(笑)


お付き合いくださりありがとうございました(o・ω・)ノ))♪



Gipskräuter

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花沢城物語 ~真夜中の訪問者~ by GPS
- 2019/01/15(Tue) -





ある日の夜……今日はつくしと仲良くするって決めてた日。

いつもより少しだけ早めにお風呂に入ってワインなんて飲んでムード作りには特別気を遣う。
ソファーに座ってる時から手なんて絡めてイチャイチャ、イチャイチャ……

味見♥なんて言ってキスしたり
綺麗だね、なんて耳元で囁いたり……。

「いやん、類……くすぐったいってば」
「くすっ…何処が?何もしてないよ?」

「うそぉ!今、ここ触ったでしょ?」
「わかった?だってここ、弱いでしょ?つくしの反応が可愛いから見たいんだもん」

「……類、もう寝よ?」
「ん、行こうか」


まだ寝る訳ないじゃん。
これからがお楽しみ……そんなことはお互いにわかってるからぴったりくっついてベッドに……。

ゆっくりとつくしの身体を横たえたら、俺もその傍に並ぶように寝て髪を撫でた。


「つくし……よく顔見せて?」
「…ん?いつも見てるくせに……類、大好き♥」

「俺も………」



カサッ……



ん?今何か音がしなかった?窓の方……気のせい?

「どうかしたの?類……私より気になるものがあるの?」
「そんなわけないじゃん。つくし……」



カサッ……コトン



……なんだろう、視線を感じるんだけど。
つくしが目を閉じて俺からのキスを待ってるって言うのに!

ガバッと身体を起こして窓に目を向けたら…………そこに光る目があった!!

えっ…何?!
ま…まさか…また何か来た?!


「……類?どうかしたの?」

せっかく閉じていたのに目は開かれていて、その視線は俺の視線を辿ったのか窓の方を見ている。

もう…せっかくのムードが台無しじゃん…!!
今度は誰なのさ?!

「きゃぁっ!!
ね、ねぇ…今何か光ったんだけど……!」



カサッ……カサッ……コツン…


「ね…ねぇ……今何か音したよね…?」

俺にしがみついて少し震えてるつくしの肩に手を置いた。

「つくしはここにいて。
俺が見てくるから」


手をゆっくり落ち着けるように離して頭を軽く撫でると、つくしは小さく頷いた。
それを確認してベッドから立ち上がり、窓際まで進んでカーテンをゆっくりと開けて……そのまま閉めた。


コツン…コツン……


「…………」

はぁ………。

今度は梟??
一体誰の差し金?!

鳥だから総二郎?
あー、でも司も鳥か…。
もしかして二人の話を聞いたあきら?!


「る…類?大丈夫?
何だったの?」


その声の近さにびっくりして振り向けばすぐ後ろにつくしがいた。

「待っててって言ったでしょ?」

「そ、そうなんだけど…やっぱりひとりじゃ怖いし、それに類だけが危ないのもイヤなんだもん!」

俺のローブの腰辺りを両手で握りしめてるつくしの手はやっぱり少し震えていた。

もうっ!
あいつら絶対に許さないんだから!!


「………何かあったの?」
「……あれ?…梟?」


「……みたい」

「野生かな?こんな所に……」

「違うと思う、野生の梟はこんな所に来ないよ、バードリングが付いてるし」

「バードリング?」

「ほら、片方の脚についてるでしょ?」

「あ、本当だ」
「………んー、ねぇ、これって西門さんのマークじゃない?」



はぁ~やっぱりね……総二郎…


次々に猛禽類集めて、どーすんのさ!
昼も夜も、通うつもりなの?
まさか、こんな夜中に電話とか来ないよねっ!

♪♪~♪♪~

電話じゃなくて、LINE…ね…


『類、遅くに悪い。ウチの奴、何か行ってないか?』


何かって、何だよっ!梟だろっ!!!
悪いと思うなら、放鳥すんなよっ!
タイミング良すぎ!
近くに来てる訳じゃないよね?



『何かってなに?』
『皆、寝てるんだけど?』
『脚に西門マークのリング付けてる夜行性の奴の事なのかな?』
『💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢』



無性に腹が立って、既読スルーにする積もりが、
スマホに怒りをぶつけて、電源を落とした。
変に息切れしてて、つくしに心配させてしまった。


……総二郎、許すまじっ!
……二人の…いや、俺の夜を返せ!


「ダメだよ、類。横になって」

「……いや、平気だから…」

「絶対ダメッ!!大人しく寝て」


「……ぁ、ねぇ、類。さっきの梟 和泉守って言うみたい」
「西門さんからLINEが入ってる、ほら見て、明日の朝まで預かっててだって」



……俺のスマホ 電源落としたから、今度は、つくしのスマホに?総二郎の奴…

預かるもなにも、さっきから全然 動いてないけど?
外見て、ホーホー。クルッ!と180°こっち見て、ホーホー。
………総二郎…絶対!!許すまじっ!!!

はぁ…こんな状況じゃ何にも出来ないじゃん………。


「つくし…もう寝よう?」

「う…うん……でもあのコ預かるんでしょ?
あのままでいいの?
どっか行っちゃわない?」


「大丈夫だよ。
行ったら行ったで家に帰るんじゃない?」


「そっか!それもそうだよね♪」


つくしをベッドに引きずり込んで抱きしめた。

あーあ…。
今頃本当なら、あんなことやこんなことして…………。


カサッ……コトン

ホーホー


「何か可愛いね♪♪」

「そう?」

つくしほど寛大になんてなれないし!
だって大事な時間邪魔されたんだよ?!


コツン……コツン…

ホーホー
ホーホー


「ねぇ…類?
やっぱり中に入りたいんじゃない?
ちょっと行ってくる♪」


止めようとした時には既に腕をするりと抜け出てて、仕方なく俺もベッドから抜け出した。

…あれっ?
つくし固まってる…?

窓際でカーテンを開けたつくしはびくともしない。

「つくし?どうかした?」

「あっ……ねぇ、類……。
これ…………」


つくしはカーテンを開けきって俺の方を振り返る。

「…!!」

そこには光る目が四つ並んでた…。

増えてる!!
何で?
どうして?

そんな事を思ってるうちに、つくしは硝子窓越しにその足をじっと見てる。

「やっぱり西門さんのマークだよ~。
よく見たら名前も彫ってある!
この子は陸奥守だって~♪」


言いながらつくしは鍵を外して窓を開けた。

「いずみちゃん、むっちゃん、いらっしゃーい♪
どうぞ入って~♪♪」


もうっ!
いらっしゃいじゃないから!!
うちはあいつらのペットのセカンドハウスじゃないんだけど?!

けどまぁ…あんなににこにこしてるつくしにこんな事言えないし…。
とりあえずば仕方ないか……。


両手の中に小さな梟を抱きかかえて頬擦りしてる……今日それをされるのは俺だったハズなんだけど。
なんで総二郎の梟にそれを横取りされんの?

ホーホー…
ホーホー…ホッ!!バサバサっ……!


「あっ、いずみちゃん?むっちゃん?何処に行くの?」
「部屋の中だから心配ないよ。窓は締めたんだから朝までここに居るでしょ」

「そうだけど~!せっかく抱っこ出来たのに~!」

「抱っこならほら…俺がしてあげるから。おいで…つくし」


よく考えたらそうだよ!
梟だって鳥なんだから飛んで行ったらそこで止まってるし、
手乗り梟って訳でもないなら寄って来ないんじゃないの?

探してみたら和泉守と陸奥守はシャンデリアの飾りの上でジッとしてる。


きっとあそこに朝まで居るんだ!くすっ…よしよし♪
もう1回ムードの作り直しから♥

そう思ってつくしを抱き締めベッドへ…。
「でも…」なんて言ってるからチュ!ってキスしたらつくしも気分が変わったみたい。


また並んでそこに寝て、つくしの顎に手をかけて……

ホーホー…

……気にしない。
つくしの顎に手をかけてもう少し唇を近づけて、同時にバスローブの紐を……

ホーホー……
ホーホー……

……気にしない。
バスローブの紐を解いたらゆっくりそれを肩から外して……

ホーホー……
ホホッ!ホホッ!ホホホホッ!ホー……


「なんで鳴き方を変えるのさっ!もうっ、気が散って出来ないじゃん!!」
「類……今日は止めよ?」


「……もーっ!!全部総二郎のせいだからっ!」


許すまじっ、総二郎 💢💢💢💢💢💢💢💢!!



次の日、朝日が昇ると同時に城に総二郎がやってきた。
そして誰の許可をもらったのか俺達の寝室へ!


「よっ!おはようさん、うちの子達は?あれ?……もしかしてヤバいとこ?」

「そんなわけないでしょ!ヤバいことになりたかったけど、
ヤバくもなれなくて、泣きたかったけど彼奴らの方が鳴くし!
それで、それで……全部お前のせいだからね!」


「何言ってんだ?全然意味がわかんねぇわ。
つくしちゃん、もう朝だぜ?起きな!」


「……あ~、西門さん、おはよ~」
「総二郎がつくしを起こすことないでしょ!早く彼奴らを連れて出て行って!」

「なんだ?男のヒステリーは嫌われるぞ?
来い!和泉守、陸奥守!帰るぞ」


ホーホー!
ホーホー!


実はあれからずーっとすっごい大きな目で俺達を見てるから一睡もしてなかった。
なんか……監視されてるみたいで怖かったんだもん。


この後、総二郎を交えて何故か3人で朝食。
和泉守と陸奥守は朝になって眠たくなったらしく、総二郎のポケットの中でぐっすりだった。


まさかと思うけど……確か蒼穹と疾風も寝室を知ってたよね?
まさか…まさか…まさか……


「西門さん、美味しい?」

「あぁ!美味いな!それにしてもつくしちゃんは寝相がいいんだな!」
「ええ~、そうかなぁ♥」


「総二郎……お前、まさか…」
「どうした♪類」


その2羽のバードリング……何か仕掛けしてんじゃないの?





おしまい




今日のお遊び♪


こんにちは~(*´∀`)♪


今日のGPSは梟でした~♪
勢揃い…かと思いきや…ですよね(笑)
だってだって、西門飛翔隊ですから♪♪

かなり早い段階で候補に上がってた梟なんですが、漸くのアップとなりました。
鷹より前から出てたんですけどね~。
何故か誰も書き始めない…(笑)
なんだったんだろう……?

この梟の名前、実は刀だったりします(Gipはさっぱりですが…)
いや、初めの候補は星?だったんですよ。
でもでも上げてくうちに流れに流れて刀に。
そして「○○守」、総ちゃんっぽくて気に入っちゃった訳です(笑)


そしてこの2羽のお役目が……?!(笑)
↓↓↓




お付き合いくださりありがとうございました(o・ω・)ノ))♪


Gipskräuter

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花沢城物語 ~美作城のジェントルマン~ by GPS
- 2019/01/08(Tue) -





花沢城、執務室。
今日は、美作との共同プロジェクトの最終確認に、幼なじみでもある あきらが来城している。


「……じゃあ、今日はこれくらいで」

「だな」

「順調に進んで良かったよ」
「これも、美作の力が大きい」


「いや、花沢もだろ」

「「これからも、宜しく」」


幼なじみ同士、拳と拳をコツンと合わせ、
お互いに席を立った処で…
外から聞こえるつくしの声に、窓際に進んだ。


「美作さーーーん、この子なんて名前?凄く綺麗ね」


………この子?…


「あきら、誰か連れて来たの?」

「あぁ、黒曜星だろ?」

「…黒曜……星?」

「俺と離れたく無いらしくてな…暴れそうだったから、連れて来た」


窓から階下を見下ろせば……馬っ!!


「………」

「なっ、綺麗だろ♪」

「つくしっ!大丈夫なの?危ないから離れてっ!!」

「失礼な奴だな…俺の黒曜星はジェントルマンだぜ、女性を蹴るなんてあり得ないから」

「…雄…なんだ…」


凄く心外そうな顔をして、俺を一睨み。
次の瞬間にはつくし用の笑顔に戻り、つくしとの会話を続けている。


「黒曜星って言うんだ、綺麗だろ?」

「えー?コク……コクヨウセイ?」
「黒ちゃんでいい?」



黒曜星の陰で全然見えなかったけど琥珀もそこに居て、琥珀の後ろにも桃太郎と菊次郎も…。
流石に大きいからかな?やけに大人しいんだけど。


いや、こんな事言ってる場合じゃないって!
いくらジェントルマンだからって襲わないって保証はないんだし!

現にあきらの馬でしょ?
何歳かは知らないけど、つくしの方が年上だったらいきなりっ…て事も考えられるよね?


「あっ!類、何処に行くんだ?」
「…下に決まってるでしょ?つくしを守らなきゃ!」

「だから心配ないって!」
「ごめん、信用出来ないっ!」

「はっ?さっきの拳はなんなんだよっ!」


急いで下に降りてつくしの元に駆け寄ったら……!
さっきは黒曜星の横に立っていたのに今度はその背中に乗ってるーーっ?!


「何してるのっ!そこから降りてっ!…ってかさ、つくし、どうやって登ったの?」

「えぇ?あのね、菊次郎が背中に乗っていいよって言うから、そこからひょいっとね」

「ひょいっとじゃないから!危ないでしょ…って、それは何?」


上から見たとき黒曜星の鬣ってそうだったっけ?


「あっ、これ?
可愛いでしょ~♪♪♪」


「えっ……まさかそれってつくしがやったの?」

「うん♪
だってこうして近くで見てたらすっごく綺麗なんだもん!
それに、黒ちゃん大人しくしててくれるから♪♪」


「ねえ…まさかそのリボン……?」

「あっ、気付いた?
やっぱり類にはバレちゃったか!
これ私のリボンなの♪
だってせっかくお洒落したのに、素っ気ないゴムとかじゃ可哀想じゃない?」


「………」


あのさ…つくし…。

誰が馬の鬣を三つ編みにするの?
馬にお洒落も何もないでしょ!
それにそのリボンお気に入りだったよね?
ついでに言っちゃえばそのリボン、俺がプレゼントしたやつだよね?
それを馬に……あきらの馬に着けちゃうの?


「おっ!黒曜星!!
編んでもらったのか?
なかなか似合ってるじゃん」



ヒヒーン♪♪


「そうかそうか、気に入ったのか!
よかったな」



あきらは呑気に黒曜星に近寄るとその首を撫で始めた。


「美作さん、黒ちゃんってすっごくいい子だね~♪」

「そうだろ!
俺に凄く懐いてるんだ♪」


「………確か…暴れそうだから連れてきたって言ってたよね?
つくし!早く降りて!!」


「えー、こんなにおとなしいのに?」

「いいから早くっ!」


つくしに手を差し出すと渋々ながらもやっと黒曜星から降りてくれた。
つくしが黒曜星から離れると珀、桃、菊が待ちに待ったかのようにすり寄っていく。


うーん…うちのSPほんとに大丈夫……?
SP…近くにいるだけじゃだめなんだよ?
助けるのが仕事って分かってる?

俺の視線に気付いたのか珀がこっちを振り返った。


「……………ゎん…」


『別に危険ぽく感じなかったもん』
『つくしちゃんに危害は加えないって、言ってたもん』
『言い付けは、ちゃんと守ったよ』
『………つくしちゃん、嬉しそうだったし』


「………ゎゎん」


『ね、大丈夫だったよ』と言わんばかりに縋る様な目で見られたら、
こいつ等なりのポリシーを尊重しない訳にもいかず、
事実、俺には感じる事の出来ない危険をいの一番に察知する能力は、ピカイチだ。

判ったよ……お疲れ様の意を込めて、笑い掛け、それぞれの頭を撫でてやった。


「わんわん♪」
「「わん♪」」


それは、それ。これは、これ。
リボンは回収しないとね……

何だって、馬なんか連れて来るのさ!
しかも、鬣が凄いよね?
平安時代じゃあるまいし、大垂髪(おすべらかし)にでもすんのかな?
あきら自身が、髪に一抹の不安を抱いてるからなの?
『お前はいいよな、こんなにフサフサのサラサラで……』
とか言って、可愛いがってんのかな?


「つくし、うん……可愛く出来たと思うよ。頑張ったと思う。
でもね、黒曜星には長くて風に舞うような鬣が似合うと思うんだよね。
長くて風に舞ってフサフサして、フサフサして…」


「類、なんでそこを強調するんだ?」

「そうなの?でも……」

「うん、つくしは悪くないよ。これだけフサフサしてたら三つ編みしたくなるよね。
フサフサの髪は纏めたくなるよね」


「だから、なんで繰り返す?」


泣き出しそうなつくしの顔……。
それに負けて、もうリボンは諦めて新しいの買ってあげようかなって思った時、あきらが思いついたように手をポン!と叩いた。

「わかった!今日の打ち合わせのヤツ、精査して完成させて明日持って来る。
その時までこのリボン、借りてていいか?明日返してやるよ」


「ホント?そうしてくれる?良かったねっ、黒ちゃん!」

ヒヒィ~ン♪


「……それでもいいけど、1日だけだよ」


手を叩いてまで喜ぶような提案なの、それ。
そうして可愛いリボンで三つ編みされた馬を連れて、あきらが美作城に帰っていった。




次の日……

嬉しそうにまたあきらが黒曜星を伴ってうちの城にやってきた。

まだリボン着けてる。解いてリボンだけ持ってきたら良かったんじゃない?
気障な笑顔なんてつくしに向けて……ムカつく!


「美作さーーーん!黒ちゃーーん、いらっしゃーい!」

「約束だからな♪」

ヒヒィ~ン♥


要するに今日もつくしに会いたかったからそんな約束したんでしょ?
判り易いったら……総二郎も司もあきらも!

「じゃあお約束だから黒ちゃん、リボン解くね?よいしょっと…」

つくしはいつの間にか寄ってきた菊次郎の背中を借りて黒曜星に跨がり、リボンを解き始めた。


スルスルスル……スルスル……
パサッ……

パサッ……パサッ…



「うわっ……!凄いっ、黒ちゃんっ!」

「…………」
「…………いいなぁ、黒曜星」


黒曜星の鬣は物の見事にソバージュ状態。
普段の3倍ぐらいのボリュームになって、くるっと振り向いただけで背中のつくしが隠れちゃった。


「あっはは!これはこれで可愛いよ?黒ちゃん!またリボン着けてあげるねっ♥」

ヒヒィ~ン♪


「髪は長い友達……」
「五月蠅いぞ、類!」

「大事にしなよ、あきら」




おしまい







今日のお遊び♪


こんにちは~♪

今回のGPSはあきらくんでした~♪
これで勢揃い♪♪

あきらくんのお馬さん。
「対抗して何か飼い始めるんじゃない?」
発言の後、候補としてすぐにあがってました。

しかし何を勘違いしたのか、Gipはロバと思っており……( ̄▽ ̄;)
お馬さんで盛り上がっている2人に、
「ロバじゃなかったっけ?」
と、ボケボケ発言。
はい…笑われました……。
なんでロバだと思ったんでしょうね~(笑)

そしてそしてあきらくんのネタ復活。
まさかこんなことになるとは…(笑)


今日もお付き合いくださりありがとうございました(o・ω・)ノ))♪


Gipskräuter


このセリフ心当たりありません?(笑)
これ大好きなんですよね~♪♪


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花沢城物語 ~可愛いお客様~ by GPS
- 2019/01/01(Tue) -





それはつくしの誕生日を城の皆で祝った翌日の朝。
二人でゆっくり、まったり、ベッドの中での微睡みタイム。
「そう言えば…」と、つくしが話出した。


「あのね、ちょっと気になる事があるの」

「ん?なにかあったの?」

「あたしが育ててる花畑の隣に、畑も作ったじゃない、庭師の猪木さんに手伝って貰って」

「秋のさつまいも、美味しかったよね♪」

「うんうん、皆で楽しかったよねぇ♪」
「……いや、そうじゃなくて」


「ん?」

「今は、冬越えさせる大根くらいしか無いんだけど…」

「どした?」

「なんかね、荒らされてるのよ」

「荒らされてる?」

「……うん、桃ちゃん達がするはずないし」
「ちょっと、気持ち悪いかな?って」



そんな話を聞いて、その日のうちに監視カメラを畑に向け設置した。

翌朝


「田村、何か映ってた?」

「……ご覧下さい」

「………あっ!って…何これ?まさか琥珀?!琥珀にはご飯、あげてるよね?」

「いえ、SPの琥珀ではございませんで、うり坊ではないかと?」

「うり坊?何処の子供?」

「何処の?類様……イノシシのお子様でございます」


確かに映っていたのは人じゃないけどさ。
何もそんなに「馬鹿じゃないの?」って顔して見なくていいんじゃないの?


画面の中でウロウロと動いていたのは茶色の縞模様の小っこいの。
一瞬琥珀と見間違えたけど、よく見たら3匹いた。

そいつらが喧嘩してるのかじゃれてるのか、ぶつかったり突き飛ばしたりしながら畑の大根を……。


「……嫌な予感がする。こんなのつくしが見たら可愛いッ♥って飼うんじゃないの?」
「可能性は高うございますね。でも、ご心配要りません!ここをご覧下さい」

「何処?」
「ここ……この奥でございます」

うり坊3匹の後ろの方で何かがゆらゆらと動いてる。
じーっとそこを見たら黒い大きな塊…それがゆっくり動いて月明かりの下で姿を現した!


「……まさか、これ……」
「そのまさかでございます、類様」

「乙事主(おっことぬし)?」
「……いや、うり坊達のお母様のイノシシではないかと…」

「わ、分かってるよ!言ってみただけじゃん」
「………そうでございましたか。大変失礼致しました…。
それにしても…この時期に珍しいですね…なくはないのでしょうが……」
「ふーん?珍しいの?でも実際にいるもんね」

「ねぇ、田村。
これどういう風につくしに隠せばいいと思う?」

「……庭師に指示を出して朝一番に畑の手入れをしていただきますか?
ただ、日頃つくし様が手入れをされてますので気がつかれる可能性はありますが……」
「だよね…」


「えーと、何を隠すの?」

「つくし?!」
「つくし様!」

「いつからそこにいたの?
何で声かけないのさ?」


びっくりさせないでよね!
あっパソコン!
ちゃんと隠さなきゃ!!

田村に目配せしながらパソコンを背中に隠した。

「えっ…声かけたじゃない!でも二人で話に夢中になって気付いてくれないんだもん!

それで二人は何を隠してるの?」


俺と田村がせっかく背中に隠しながら話してたのに、つくしはひょいっと簡単に覗き込んで来た。


「きゃー!可愛い♪♪
この子は…猪?よね?ということは、うり坊!
しかも三匹も!

あっ、あれ?奥にも一匹?
あっ、この子はお母さんだ!親子なのね♪

…って、あれっ?ここお庭の畑…?」



あーあ…。
全部バレちゃったじゃん…。
どうするのさ。

横目で田村を見れば困った顔をしてこっちを見てる。


「ねぇ、見て見て!
この子達、お母さんと一緒に帰ってくよ~。こうやって通ってたのね、きっと。

畑を荒らしてたのは…しょうがないか、遊び盛りだし!

うふふ。
この子達男の子かな?それとも女の子かな?
うーん…女の子のような気がするな~。
名前どうしようかな……」



画面を見ながら一人楽しそうに喋るつくしを見て、また田村と視線を合わせた。

うん…もう無理そうだよね……。


「あっ、思いついた!
空ちゃん、霞ちゃん、馨ちゃんなんてどうだろう?」

「何か意味があるの?」

満面の笑みで振り返るつくしになんとなく聞いてみた。

「この子達の顔見てたらこの漢字がポン!と浮かんだの」
「つくしがいいならそれでいいんじゃない?雄でも牝でも……」

こうなったらもう開き直るしかない…よね……。

直接見たい、触りたいと訴えるつくしを、
田村と二人で何とか説得した。

野生動物に人間が安直に手を触れてはいけない事、人間に触られ、人間の臭いの付いたうり坊を我が子と認識しなくなる恐れがあるかもしれない事。

残念そうに俯いて一つ頷き、
「そうだよね…私達が手を出してはダメな事も、あるよね…」
と、言った次の瞬間、
「でも、この親子達が畑に通って来てくれる間は、何かしてあげられないかな…」
と、俺と田村に向けられたウルウルの瞳に、

………負けた……



大晦日、類の執務室。


昨夜の監視カメラの画像を覗き込み、
可愛い、可愛いを連発するつくし。


「昨夜も、来てくれたんだね♪」

「……そうだね、あれから皆で畑を整えたもん、あんたなんか、倉庫から芋まで持ち出してさ…」

「だって…この時期は食べ物が極端に少ないから、ここまで来てるんでしょ?」
「何事も無く、春を迎えられるといいね♪」


「そうだな……」

「元気に育つと、いいね♪」

「……ん」


うり坊達を愛おしげに見つめる横顔が、
とても綺麗に見えた。

霞ちゃんと馨ちゃんは、おめめがパッチリよね?とか、空ちゃんは態度が大きいわ…とか、お母さんは出て来ないのかしら?
とか言ってるけど、
俺には 皆同じにしか見えなくて、そう言ったら、
愛情が足りないっ!って怒られた。

仕方ないじゃん、俺の愛情は全部 つくしに注いでるんだもん♪


その時、料理長が珍しく俺達のところに寄って来て、
「新年のお料理ですが…」そういった時、つくしが急にポン!と手を叩いた!

「そうよ!それよ!!」
「は?何?どうしたの、つくし」

「新年よ、新年!うり坊たちにもおせち料理をあげなきゃ!」
「「「はぁ?!うり坊におせち?!」」」


俺と田村と料理長の声が同時に響いて、すぐに3人で顔を見合わせた。

野生動物におせちはダメでしょ!
そもそも餌を与えちゃいけませんって言うぐらいなのに!
大根は諦めても芋まで準備して、ホントはそこでも注意したかったのに。


「えーと、つくし。あのさ、うり坊におせちはダメだと思うよ?」

「人間のじゃないわよ!田村さん、穀物倉庫に連れてって?」
「は?穀物倉庫につくし様が?」

「うん!早く飾らないと夜になっちゃう!」

「はっ、はい!!」
「つくし、何する気なの?」

「いいからいいから~!」



夕方遅くなってつくしの畑にはうり坊たちのために正月用の「おせち」が盛られていた。

土台にはジャガイモ、その両サイドにはトウモロコシ。
紫キャベツを花みたいに飾って、キュウリとなすびを交互に並べてカラフルに♪
パプリカの鮮やかな赤と黄色はブロッコリーと一緒に。

そして1番前にはプチトマトを「2019」って読めるように並べて置いた。

これをオレンジやリンゴの果物で囲ってうり坊用の「おせち」の完成♥


「きゃああぁーっ!可愛く出来た!
うり坊たち、喜んでくれるかしら!」


「ん、きっと喜んでくれるよ。でも、今日だけだよ?
それが野生動物のためだからね」


「うん!これからはそっと見守るね」


もう陽が暮れる……2018年が終わっていく。
「今年もいい年だったね」って言うと「楽しかったね」ってニコニコ笑っていた。




そして年が明け2019年

「あけましておめでとう。今年も宜しくね」
「宜しくお願いしま~す!」

城主である俺の言葉で新年のパーティーが始まって数分後、田村が俺達の傍に寄って来た。

「パーティーの途中に申し訳ございません。
実はお見せしたいものがございまして」

「なに?新年早々何かあったの?」
「困ったこと?楽しいこと?どっち?」

「ははは、楽しいこと、でございますよ。つくし様」


田村に言われてパーティー会場を出て、向かったのは……つくしの畑。


「あっ、類……これ!」
「……あはは!ホントだ!凄い!」

野菜達は見事に何もなかった。
つくしが作った「おせち」は全部あいつらのお腹に入ったみたい。

そして畑の真ん中に残されていたうり坊の足跡がある文字に似ていた!



『亥』



「あっはは!確かに亥年だもんね!」
「どうやって歩いたらこんな風になるのかしら?」

「何だかいい年になりそうだね」
「うん!今年もお友達が増えそうだね!」

「…………」





おしまい

皆様、良いお年になりますように♥GPSより




今日もお遊び♪♪



明けましておめでとうございます♪♪
今年もよろしくお願い致します(。-人-。)


新年一発目もGPSです♪
何でこんなに元気なんでしょうね……?(笑)

本当はうり坊の予定じゃなかったんですが……。
せっかく花沢城を書いてるのに…
更新は元旦なのに…
という訳で急遽、うり坊が急浮上(笑)

これもね…すごいんですよ。

「来年の干支ってなんだっけ?」
「猪!」
「難しそう…止めよう……」
「うり坊だ♪」

そして瞬時に出て来ちゃうんですよ~!!
その柔軟さに毎度びっくりですわ…。

何はともあれこうして無事新年一発目の猪が出来上がりました(笑)


今日もお付き合いくださりありがとうございました(o・ω・)ノ))♪



Gipskräuter




うふふ~可愛いですよね~♪
誰が誰だか分かります?(笑)


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花沢城物語 ~道明寺 静司郎、来城~ by GPS
- 2018/12/25(Tue) -






とある日の道明寺城、執務室


「司様、花沢城に送っていた偵察部隊から連絡が入りました」

「おうっ、どうなってんだ?」

「それが………」

「西田!!さっさと言えっ!」

「はぁ………それが……。

西門様が鷹をお飼いになられたようでして、その鷹が花沢城をいたくお気に召したらしく通っているらしいのですが……」

「ですが…何なんだよ?!」

「必然的に西門様も通っているそうです」

「………」


総二郎が鷹?
もしかして動物好きなつくしを鳥で釣ろうって作戦か?

………。


「西田!!鳥を飼うぞ!
鷹だか鷲だかその辺にいるような鳥はダメだ!
珍しくてでかい鳥だっ!」


「はい、畏まりました」

「そのための部屋がいるな。調教師もだ!
あとは…絵師も忘れるな!!確か鳥好きな花の名前の絵師がいただろ」


「絵師…ですか…?」

「つべこべ言ってねーでさっさとしろっ!」

「はい、畏まりました」


眉間に皺を寄せながら部屋を出て行く西田を睨みながら、頭は総二郎への対抗心でいっぱいだ。

総二郎のやつ…見てろよ!
俺様がつくしをあっと言わせてやるぜ!



数日後


「………。
西田…これは何だ?」


「はい、先日司様が仰っていた珍しくて大きな鳥、ハシビロコウでございます」


クァックァックァックァックァッ……


「なぁ…こいつ…何してんだ?」

「これはクラッタリングと言いまして、ハシビロコウは滅多に鳴く事はなく、こうして嘴を叩き合わせるように音を出して仲間に合図を送るようです。
それから親愛の意味を込めてお辞儀のように首を振る事もあるようです」


クァックァックァッ……


「しねーじゃねーか!!
ま…目つきは悪いが…いいだろう……。
早速調教師に芸を仕込ませろ!」


「……はい、畏まりました」


ハシビロコウを連れて出て行く西田を黙って見送った。

あいつ…何であの鳥を選んだんだ?
もっとつくしが喜びそうな鳥、いるよな?

けどまあ、少し待てば俺も花沢城に出入り自由だな!
頼むぜ、調教師!!

おっと…その前に絵師にカッコ良くマークも入れさせねーとな。

意気揚々としてた俺に爆弾が落とされるなんてこん時は思いもしなかった。



またまた数日後


「………」
「………」


何でこいつ動かねーんだ?
鳥って忙しなくちょこまか動くもんなんじゃねーのか?

つーか、芸を覚えないだと?!
俺様の目論見はどーしてくれんだよ?!


バサッ
バサッバサッ


「おい、こいつ何してんだよ?!」

「いえ…私に言われましても……」


動かねーんじゃねーのかよ?!
何で羽、羽ばたかせてんだ?

そう思った瞬間にその重たそうな体は宙を舞って、開け放っていた窓から飛び出ていった。


「おい……」
「はい……」


この出来事が功を奏すなんて事もこの時は知らなかった。




所変わって花沢城



「ねえ、類……あれは、鷹じゃないわよね?」
「……………」
「あれは……鷹じゃないね、もっと大きい奴だ…」
「………何だろう…」
「デカイな…」


いや?あれは……鳥じゃない?羽ばたいてないし。
なんだろう、そう思ってつくしと2人で空を見上げていた。

「わんわん!」

隣では琥珀がまた警戒してる……その後ろには桃太郎と菊次郎まで。
前足を踏ん張って威嚇してるみたいだけど、警戒心最大級?

この子達がそんなに怒るだなんて…?


「類…なんか変な顔が描いてあるんじゃない?」
「顔って言うより全体が嘴?」

「見たことある?」
「ううん、ない……あっ!もしかしてあれって……」

だんだん近寄ってくる物体を見たら…ヘリコプターじゃん!!しかも変な顔付き!

バリバリバリバリ……!
「わんわんわんわん!」

バリバリバリバリ……バリバリバリ…!!
「わんわんわんわんわんわん…わ、わん!!」


……琥珀、疲れたね?


その時、桃太郎と菊次郎が同時にくるっと後ろを振り返り、城の裏にある池の方に顔を向けた。
そして隊長である琥珀を残してそこに向かってダッシュ!

「えっ!どうしたの?桃ちゃん?菊ちゃん?」
「わんわん?!」

「琥珀、部下に置いて行かれてるけど?」
「わ、わんわんわんわん!!」

琥珀にもSPの隊長としての意地がある…2匹の後を足をフル回転させて追いかけた。
その後ろから俺とつくしも……上空のヘリも気になるけど急いであいつらの後についていった。


池の近くまで行ったら2匹が並んで何かを見ている?(いや、よく見たら2匹の足元に琥珀も居たけど)
ただ吠えたりもしなくてジッと見てるだけ?

「どうした?何がいるんだ?」
「桃ちゃん達、何を見てるの?」

「えっ!!何あれ……つくし、池の向こうの島に何か居ない?」
「どこどこ?」

「ほら、小さな岩の隣。草の中にさ…恐竜みたいなの」
「恐竜?いつの時代の話してんの?類ったらいやぁねぇ!」

「ホントだって……よく見て?」
「……あれ?何あれ。置物じゃないの?」

「あんな置物、うちの城にはなかったでしょ?」
「た、確かに」


「……わん」

ほら、琥珀達もあんまりにも怖い顔で動かないから吠えていいんだか悪いんだか迷ってるんじゃないの?

それにしても凄い顔。
グレーの、所々撥ねた羽にめっちゃ長い脚……何より怖いのは三角に吊り上がった目。
何処睨んでるんだろう?俺かな?琥珀達かな……まさかつくしってことはないよね?

ってか、いつからそこに居るんだろう?全然気が付かなかったけど。


5分経過…10分経過…15分経過……



「ねぇ、いつまで睨めっこしてるの?話しかけてみない?」
「えっ?!あんな恐ろしい顔に?」

「顔は怖いかもしれないけど性格は優しいかもよ?ほら、道明寺だってそうじゃない?」

「…………そお?」


「…………あの……」

『……………』

「君は、何処から来たのかな?」

『……………』


話掛けてはいるが、俺の袖口を握りしめていて、おそるおそるといった感じだ。


「あっ、少し動いた」
「ねぇ、お名前…は?」


……だから、通じてないって…


「…ぁ…ぁ、一歩移動したっ!」
「いゃ~ん、可愛い❤️お辞儀してくれたぁ~🎵」


……だからさ、お辞儀かどうかなんて、判んないじゃん…


「おぉぉ、此処に居たかっ!」
「悪いな、コイツが邪魔したみたいで」


「司っ」
「道明寺っ、どうしたの?」


普段、吠えまくる 桃、菊、珀を見れば、
飛び掛かろうとしてんだか、腰が引けてんだか、判らない不思議な体勢のままだ。


「待って、もしかして…さっきのヘリって司ん家の?」

「おぉ、あれな。良いだろ?俺様仕様だ」
「アイツに付けてあるマイクロチップを追いかけて来たら、ここだった」


「………で、何処に降りたのさ」

「そんなの、ヘリポートに決まってんだろ」

「連絡も無いし、許可も出してないけど?」

「そんな固い事言うなって、無事に降りたしな」

「………司……」


管制室は、何をやってんのさっ!
無許可着陸じゃん!強引な奴。
……まぁ、あのヘリの着陸を阻止しろっ!って方が難しいかもだけどさ、
つくしが大切に育ててる花畑の真ん中に降りられるより、いいけどさ…

……ヘリポートのセキュリティも強化だね…


「ねぇねぇ、この子は道明寺のなの?」

「おぉ、格好いいだろ?ハシビロコウってんだ」

「…ハシビロコウ…」
「……へぇ…で、お名前はなんて言うの?」

「よくぞっ!聞いてくれた♪道明寺 静司郎だ、良いだろ?な、な?」

「セイシロウ?」

「おぉ、セイはこれな、そしてシは俺の字、で、ロウは総二郎のロウだ」

「…へ、へぇ……」

「良いだろ?」

「……そ、そうね……」

「な!いい名前だろ!な、な♪」

「あはは…は…、静かなあんたと西門さんなのね…」


…司……唯一持ち合わせて無いモノをコイツの名前に込めたんだ……
合ってる気もするけど、そんなモノ込められてもね……

…何か、気の毒……と、思ったら静司郎と目が合った。

あれ……?
なんか今ちょっと頭下げた?
もしかして静司郎って賢かったりする……?

そう思ってじっと見てたら静司郎の視線が琥珀に向いた。

なんだろ…?
琥珀の事好き…とか…?

今度は琥珀を見ると、琥珀の視線は射るようにじっと司に向けられてる。


「わわわん!!」


次の瞬間、司に向かって猛ダッシュし始めた。

あっ……もしかして司が犬苦手だから……?


「うわっ!く、来んじゃねえ!!
うっ、うわぁっ!!」



バッシャーン!!


突然の事に司は驚いてよろけながら後ずさり池に落ちた。


あーあ……池が台無しじゃん……。
ほんとしょうがないやつ……。

「司、大丈夫?」

家の池…結構深いんだよね……。
手を差しだそうとしたら黒い影に先を越された。

…菊次郎?
あっそうか!
水遊び好きだったっけ。

まだバシャバシャともがいてる司の後ろに回ると、襟元に上手く噛みついて奥へと引っ張り始めた。

「うわっ、何すんだよ?!
止めろ!離れろっ!!」


「司うるさい!暴れないでじっとしてて!!
菊次郎!come!」


遊んでもらえてると思ったのか菊次郎はゆったりと前足を動かしながらこっちに近づいてくる。

「「わんわんわん!!」」

隣では琥珀と桃太郎が応援するように声をあげている。

「お前たちは入っちゃだめだよ?
後が大変なんだから!sit!」


岸に近づいてきた司に手を伸ばして引き上げると、その隣で菊次郎がブルブルと体を震わせた。

「道明寺、大丈夫?」
「これが大丈夫に見えんのかよ?!」

つくしはそう言って、いつの間に用意したのかタオルを渡すと、返事を聞くことなくくるりと向きを変えて菊次郎の横にしゃがみふわっとタオルをかけて拭き始めた。

「菊ちゃん、偉かったね~♪♪
あとでお風呂入ろうね~!」


「俺は無視かよ……」


ぷっ。
そりゃ仕方ないよね。
つくしはこいつらが可愛くてしょうがないんだから。

元はといえば、司がいきなりうちにくるからじゃん!!

…って……あれ?

ふと静司郎を思い出してさっきいた場所を見た。静司郎は微動だにせずこっちを見てる。

……………。


「ねぇ、司……。
あのハシビロコウ、ほんとに司が飼ってるの…?」





おしまい


司編 オマケ


「ねぇねぇ、類」

「ん?」

「道明寺のヘリコプターって、静司郎くんマークになってたじゃない?」

「……あ~あれね、インパクト 大だよね」

「なんでも、鳥好きな絵師さんに頼み込んだらしいよ」

「そうなの?わざわざ?」
「あれを描かされた訳だよね?大迷惑な話だな……」


「その絵師さん…大丈夫だったかしら?」
「少し…心配よね…」



………バリバリバリバリ…
………バリバリバリバリ……


「「……………………」」

「………来たのかしら」

「多分ね、さっき静司郎池に居たもん」

「降りてくればいいのに……」

「ヘリポートに許可は出してるよ」


つくしと2人で空を見上げること数分……旋回ばっかりして一向に降りる気配がないんだけど!
その音の方が五月蠅いじゃん。

ほら、3匹もめっちゃ迷惑そうだし。


「田村、いる?」
「はっ!いかがされましたか?類様」

「あのさ、城に付けてるスピーカーのスイッチONにしてマイク持ってきて」
「は?!城内アナウンスですか?」

「ううん、城外アナウンス。音量最大ね」
「…畏まりました」


田村が急いで持ってきてくれたマイクを持って……大きく息を吸って……


「司ーっ!!そんなところ飛んでないで降りてきたらいいじゃん!
ヘリの音、五月蠅いんだけどーっ!」



俺の声が聞こえたのかな?
ヘリは少しだけ高度を下げたかと思ったら窓が開いた。

そして見えたのは真っ赤な拡声器を持った司。


「降りてぇのは山々だけど、そっ、その犬どっかに移動させろーっ!!
そうじゃねぇとそこに行けねぇんだよっ!!」




馬鹿じゃないの?ホントに……。
琥珀達が怖くて降りられないんだ?

チラッと見たら、今の司の声に反応して既に威嚇態勢の3匹。
「ウ~ウ~」って低い声で今にも吠えそうなんだけど。


「珀、桃、菊、大変だろうけどしばらく上を睨んでてくれる?」

「わんわんわん!!」


これで司の襲撃はないってことだよね♥


くるりと向きを変えて、つくしの肩を抱いて城の中に入ろうとしたら……目の前に静司郎?
いつ池から来たの?…全然気が付かなかったんだけど。


「…………クヮ」


この静かな訪問者は一体なにがしたいのか……。
誰が好きでここまで飛んでくるのかさっぱりわかんないんだけど。



「静司郎ーっ!!帰ってこーい!
巫山戯んなよ、お前の主人は俺様だぞーっ!!」



「…………」



「やっぱり司のこと、主人だと思ってないんだろうね」
「みたいだね」





終わり


本日のお遊びです♪



こんにちは~♪

今日の動物はハシビロコウでした(*´∀`)♪

ハシビロコウ…皆様ご存知でしたか?
このハシビロコウ……。
お友達の中ではもう定番中の定番(笑)
LINEではハシビロコウが飛びかってますからね~。

花沢城…を書くにあたり、何度も名前が飛び交うハシビロコウ。

やっぱり誰かが呟きます。
「司にハシビロコウを飼わせたい」

すると…例の如く始まってしまうのです……。
なんて素早いのかしら…。

「それ拾って頭から書く~!」
なーんて言う人一名。

が……!!

それが出る前に続いてるという………!
早業すぎでしょー!!

もう…ゆっくり進めようよー。
追いつけないよーΣ(T▽T;)

唖然呆然のGipです……(笑)



今日も色々冴えてます♪♪

お付き合いくださりありがとうございました(o・ω・)ノ))♪



Gipskräuter


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花沢城物語 ~西門飛翔隊~ by GPS
- 2018/12/18(Tue) -







「………ねぇ、類。あれ、なにかしら…」

「ん?どれ?」
「ほら、あれ……黒い鳥がいるでしょ?さっきからこの上を飛んでるの。
カラス…じゃないよね?カラスってあんなに大きくないもんね?」


「…………だね」


ふと窓から下を見ると琥珀が警戒してる。
しかも、その後ろには桃太郎も菊次郎も上空を睨んで………って、ことはやっぱり?

城門の警備を強化したから空から来たとか言わないよね?

あの大きさなら鷲じゃなくて鷹?


「あっ!類、見て!こっちに来るみたい。ほら、なんか降りてくるんじゃない?」

「え?まさか…」
「ううん!ほんとだよ!私たちの寝室のバルコニーに!いやぁん♥️可愛いっ!」

「わんわん‼」
「「わん!」」


野生の鷹が寝室のバルコニーに来るわけないじゃん!
誰なのさ、こんなのに手を出したのは!

可愛い可愛いと手を出しそうなるつくしを制して、様子を窺う。

珀、桃、菊 VS 我が家(城)しかも寝室のバルコニーに降り立った鷹のにらみ合いが暫し続いた。

寝室内をグルリと見回す……こいつロボットとかじゃないよね?
……まさか、録画なんてしないよね?

珀、桃、菊の緊張が解けたな……と思ったら、その鷹は……なんと!桃の背中に移動した。

ピィーーーーー!!


………なに?こいつ……
しかも、三匹と仲良さげに……💢💢


コンコン


ドアのノックに振り向けば、田村。


「………類様、西門様からお電話です」
「……総二郎から?」

「こちらのお部屋の子機でお話しいただけますか?」
「…………」

このタイミングで総二郎からの電話?
「どうしたの?」なんて無邪気に笑いながら、俺とあいつらを交互に見るつくし。


まぁ、いいさ。話を聞いてからでも…そう思って子機に手を伸ばした。


「……俺だけど」

『おっ、類!ちょっと聞くんだけどさ、
お前んとこの城に何か不思議なものが行かなかったか?』


「不思議なもの?」

『そうそう!普段そこには居ないヤツ!』

「…それって人間?宇宙人?物の怪?それとも……鷹?」

『うわっ、やっぱりそこまで飛んでったのか?いやさ、うちの城の何処を探しても蒼穹そうきゅうがいなくてさ。
もしかしたら?って思ったんだよな!悪ぃ!大人しくしてるか?』



蒼穹ってのは鷹の名前らしい……いや、それはいいんだけど
なんでうちの城を目掛けてやってくるの?

そしてなんで俺達の寝室を知ってるの?
もしかしたら昼間でも使用中かもしれないのに鷹が飛んできたら集中出来ないじゃん!!


「なんかうちの城のこと、詳しく知ってるみたいな気がするんだけど気のせい?
それにさ…うちのSPと仲が良さそうなんだけどどうなの?

総二郎……まさかと思うけどあの鷹に何か教え込んでる?」


『…………………………』



あっ!総二郎が黙った……って事は何か企んでるよね?
あの鷹を使って何しようとしてるのさ!


『ピィーーー!』
『あっ!疾風…っ、お前……あっ、類、ごめんな?後で行くからそいつを預かっといてくれ!

疾風、疾風……こら、やめろって!』



「は?何やってんの?総二郎……まさか、まだ他にも鷹がいるの?

総二郎?……総二郎ーーっ!!」



電話、切れた。



預かる…?
あれ…を……?


振り返ると珀、桃、菊と遊んでいた蒼穹はつくしの肩にとまっていて、つくしはおっかなびっくりな感じだけど楽しそうにしてる。
そんなつくしと目があった。


「西門さん、何だったの?」

「それ……総二郎の城から来たみたい。
預かってて、だって……」


「預かる?」

「ん、迎えに来るみたいだよ……」

「へー、そうなんだ!
キミは西門さんのペットだったんだね~♪♪」



つくしはもう蒼穹に視線を移して、その頭を撫でようと恐る恐るながら手を伸ばしてる。

ピィーーー!

蒼穹の機嫌はいいみたいだ。


っていうかさ、俺の奥さんはほんとお人好しだよね。
ペット?
そんな訳ないじゃん!!
普通のペットは他の城の寝室なんて覚えないから!!
総二郎のやつ、一体何を企んでる?


得体の知れない鷹、蒼穹から目を離すことなく頭の中は堂々巡り。

もうっ!
なんだってこんな事に…。

今日は一日中つくしといちゃいちゃしようと思ってたのに。





ピューーーーッ!!


えっ、何?
まさかまた………?!

ピィーーーーー!


あれ?ピューー?ピィーー?あれ?


ピィーーーーー!


うわっ!また、来た!!
何なのっ、こいつも寝室のバルコニーから侵入なの?
しかも、珀も桃も菊もっ!全く警戒無しっ!

………はぁ~


「あら?あなたも西門さんのペットさん?」

ピィーー

「みたいだね、先に来たのが蒼穹で、こっちが……多分、疾風だと思う」

「うわっ、格好いい名前っ♪」

ピィー

「……名前はね…」

「蒼ちゃんと……はやちゃんだね」

「ぷっ、蒼ちゃん……」


ピューーーーッ!
ピューーーーッ!


「まだ、居るのかな?」


バルコニーから外を見れば、城門の前でしきりに指笛で蒼穹と疾風を呼んでいるであろう総二郎。


「総二郎っ!お前んちの鷹、寛いでんだけど、本当に総二郎が主人なの?」
「そんな所で指笛鳴らしてないで、早く回収してっ!!」



衛兵に命令して門を開けると、ニヤリと笑った総二郎が左手に皮のグローブなんて付けて入ってきた。
そして「ピューーーーー!」と指笛を吹くと後から来た疾風の方が総二郎のところに戻った。


「……あのさ、迷惑なんだけど。空から来るなんて卑怯じゃん!」

「別に攻撃したわけじゃねぇだろ?なんでかなぁ…蒼穹がどうしてもここに来たがるんだよな。
で、疾風が後を追おうとするけどこいつは俺の事も好きだから離れたくねぇんだと」


「…女の子なの?」
「そうそう!よくわかったな!」


鷹の女の子まで手懐けるとは流石だね。
人種を超えて女好きかと思ったら生物の種類を超えてるとは思わなかった。

よく見たら疾風は総二郎の左手に止まってしきりに顔をスリスリしながら、たまに振り向いてつくしの肩に止まってる蒼穹を見てる。

まぁ……鷹の二股ってヤツ?
これも流石総二郎の鷹だよね。

……あれ?

総二郎の左手に止まりながら、つくしの肩に止まっている蒼穹を……いや、蒼穹と言うよりも、つくしを?見てる気がする…

疾風の表情が和らいだと感じたと同時に、二羽は窓から飛び出し、
城の上空を絡まる様に飛翔している。

嬉しそうに見えるのは、気のせいだと思いたい……


「……総二郎…あの二羽、嬉しそうに見えるんだけど、気のせいかな?」

「……いや、俺にも嬉しそうに見える」

「………あの…さ」

「おーい、お前達良かったなぁーー友達も出来たし、お前達も気に入ったかぁ~」

「……(なにそれ)…」

「これからも、ちょくちょく遊びに来るかもだから、宜しくな♪」

「………………………」

「うわっ♪これからも遊びに飛んで来るのねっ」
「楽しみっ♪♪」


「あぁ、宜しくなつくしちゃん」

「……………………」


まさか、空から来るなんて思わないじゃん。

しかも、何をどうしたのか知らないけど、
珀、桃、菊とも打ち解けてるしさ、
つくしも、楽しそうだし……。

はっ!つくしlove♪のメンバー増えた?


………総二郎……なにやってくれてんのっ……


***


その後。
西門家の蒼穹と疾風は、日を二日と空けず花沢城を訪れ、
桃太郎、菊次郎、琥珀と戯れ、つくしに懐き纏わりつき、可愛がられる。
勿論、蒼穹と疾風にはもれなく総二郎も付いて来て、仕事以外にも顔を合わせる事が増えていく。


類が、花沢城を開閉式ドームで覆ってしまおうか……と、真剣に悩む事になるのは、
もう少し先の話だ。




おしまい♪




こんにちは~♪


前作完成後のこと。

「対抗してみんな何か飼い始めるんじゃない?」

なーんて呟く人物一名。
様々な動物達がラインを飛び交います(笑)

後日
総ちゃんに鷹を飼わせたい!なーんて呟く人物が一名。
それを見た人物が1時間もしないうちにまさかの投下……。
更に1時間後にまたまた投下……。
呟いた人物……固まります(笑)
そしてこの時点でも動物達が飛び交います…。
(なんなんでしょうね…この人達は…)

ここからまさかの同時進行が始まるんです…。

いやはや…凄いですねー。
恐ろしい場所です(笑)
自分の所に溜まらないようにするのに必死です(笑)

という訳で、来週もお楽しみに~♪
お付き合いくださりありがとうございました(o・ω・)ノ))



今日もお遊び画像です♪
蒼ちゃん、はやちゃん、頑張れ~♪♪





Gipskräuter
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花沢城物語 ~誕生!!凄腕SP~ by GPS
- 2018/12/11(Tue) -

prologue



とある海の真ん中に Flower island と言う島がありました。

そこには、東の西門国、西の花沢国、南の道明寺国、北の美作国とそれぞれの領地を治める四つの独立国があります。

つい先日、花沢国は一人息子 類 の結婚を機に国王を交代したばかりです。
驚いたのはその後に続く様に、他の三国も
東は 総二郎、南は 司、北は あきらへと国王を交代した事でした。

これから綴るのは、花沢国 国王が住まう花沢城を舞台とした 類とその妻 つくしと、
類の幼なじみ 総二郎、司、あきらの三人が繰り広げる、ちょっと可笑しくて、可愛いくて、優しい日常の物語です。

それでは、花沢城の城門の中を少しだけ、
少しだけ覗いてみましょう。









「……てめぇ、寝てばっかいんじゃねぇよ」

「ぐぇっ」

「ほら、起きろっ!」

「…マジで止めてよ……」

「ほらほらっ、おぉ~きぃ~ろぉ~」

「………苦しいかっ…ら、離してよっ」
「いったいなんなの?…毎日毎日…しかも隣国から…」


「……………」

「……あっ!つくしに会いたいとかだったら、ダメだからねっ」

「………チッ」


……もう!うちの衛兵は何をしてるの?
隣国の王だからって簡単に城に入れていいわけないじゃん!
まぁ、この顔見たら逃げたくなるのはわかるけどさ。

目的がつくしって決まってるんだから入国そのものを禁止したいよね!


「でもよ。総二郎だってあきらだってこの城に入るの見たんだぜ?
俺の方がまだマシじゃねぇのかよ!

一応お前んところに来てんだからな!」


「えっ!総二郎とあきらもここに来てるの?ど、何処に?!」

「知るか!お前が寝てばっかだから無視してあいつの部屋に行ったんじゃね?」


うそっ……マジで?
まさか、まさかもうつくしの部屋にあいつらが?!



「…………」

「急に黙ってどうしたの?」

黙り込んだ司は心なしか表情が険しくなってる。


「外からだ!」

言い出すと同時に窓辺に駆け寄り窓を開けた。


『あんっ…やめてってば!』


「…!!」
「はっ?!」

それは紛れもなくつくしの声。
一体全体どういうこと?!
急いで俺も窓辺に駆け寄った。


『…やんっ…だからそこはダメだってば…』

声は聞こえるもののちょうど死角にいるらしく姿は見えない。
考えるまでもなく体はもう動き出していた。




急いで声のした場所へと向かった俺と司は呆然とその場に立ち尽くしていた。


「くすぐったいってば!
桃太郎、菊次郎、もうやめてってば!!」


「くくっ、ほんとそいつらお前に懐いてるよな」

「ぷぷっ、総二郎。
そろそろ助けてやれよ?」


「じゃああきらは桃太郎な!
俺は菊次郎を引き離すから」


「俺もかよ?
どっちか引き離せば大丈夫だろ?」


「ごちゃごちゃ言ってないで早くしろって!」


何なの…これ?
俺の城でこいつら何してくれてんの?
どうせつくしに構ってほしくてけしかけたんでしょ?

桃太郎も菊次郎もつくしの事が大好き過ぎて…、
つくしもあいつ等の事大好きだから、されるがままにしちゃうんだよね…。

気が付くといつも三人……いや、一人と二匹で泥だらけになって遊んでる。


「琥珀、あいつ等の事止めてっ!GO!」

「わん♪」


琥珀は、古参で桃太郎と菊次郎のボスだ。
まぁ、一番のつくしLoveでもあるけど、あいつ等のストッパーでも、ある。

猛スピードでつくしの元へ向かった琥珀の後を、司と二人で追い掛ける。


「うわっ💦琥珀っ!!」

「止めろって、舐めんなよっ」

「わんわん、わんわん」


流石、琥珀。

桃太郎と菊次郎は、つくしの両脇で伏せ状態。
琥珀は、張本人の二人をつくしから引き離そうと奮闘中だ。


「琥珀っ!もう、大丈夫だよ。Good」


千切れんばかりにふさふさの尻尾をふり、
俺の元に戻って来て、
つくしの所に行ってもいいか?と云わんばかりに手の平に鼻先を押し付けて来るから、
良いよと、頭をクリンと撫でてやった。

わん♪と一鳴きして、つくしの元へ一目散に駆けて行き、
彼女の背後に回り腰を下ろした。

─ぷっ、本当に…そこら辺の護衛より優秀だよね……


「…で?…三人揃って、何しに来たの?」

「「「………」」」

「仕事……じゃ無いよね?」

「…ぁ、あぁ……」

「じゃあ、何?」

「……そ、それは……」

「折角の休日なのに?わざわざ?……遠いのに?」

「た、たまには仕事抜きでさ…」

「抜きで?」


「えーっとね…お話中申し訳ないんだけど、もうランチの時間になるから、皆でどうかな?」

「おっ!良いのか?♪」

「つくしの手料理か?久しぶりじゃん」

「悪いな、誘ってくれてありがとう」

「ううん、久しぶりだもん。いいの?あたしなんかの料理で」

「「「勿論っ!!!」」」


はぁ~
もう少しで追い返せそうだったのに、俺の奥さんは……


「総二郎、ウチの奥さん呼び捨てにしないで」
「三人共、それが目的だったクセに…」

「「「………………♪♪…」」」


……ホント……ヤダ……


「悪いな類♪そう剥れんなって♪♪」

「………はぁ~…」


あきら……宥めてる積もりかもしれないけどさ、言葉の端々に『♪』が付いてる


***


それからあいつ等三人は、つくしの手料理をたらふく食べて、

『帰りの道中に、お腹空いたら食べてね♪』

なーーーんて言われて、ニコニコ顔でおにぎりを包んで貰い、
満足そうに帰って行った。


衛兵の、再教育!!決定。

『隣国の王、司 、総二郎、あきらは、容易く城門より先に入れるべからず』

………まぁ、無理かな……


「琥珀、桃太郎、菊次郎、宜しく頼むよ」


「「「わん♪」」」




おしまい♪






こんにちは~♪

はい、今日もGPSのアップとなりました(笑)

この花沢城物語。
どこから始まったか心当たりのある方いらっしゃいます?
ヒントは……Twitter

そうです!
ある画像から、ポーンと呟く人物が一名…。
落とされたからには続かなきゃ!という人物が一名…。
漏れなく回って来る人物が一名…。

しかもしかも!!
ポーンと呟く方曰わく
「お話のセットが終わって安心した」
ですよ?
分かります、これ?

前回のお話のアップ前にはもう始まってたんです!!

なんてこった………(T^T)
Sさん、Pさん…早すぎるのよ!!
誰よ、月1くらい…なんて言ってた人は!?

と、こんな感じで始まりましたこの花沢城物語。

全てはここから始まった……。

はい、このお話…。
ネタが続く限り?暫くの間?毎週火曜日にアップされます♪♪

うふふ。
回って来るまでは楽しいんですよ♪♪
あと、投げたあと?(笑)
回って来た時は………Σ(T▽T;)ですがね。

さぁ…頑張って考えねば………。

お付き合いくださりありがとうございました♪
また来週お会いしましょうね~(o・ω・)ノ))



仲間内のお遊び画像です(*´∀`)♪



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『夢かうつつか 愛し愛され ~ちゃぷん ちゃぷん~』 総誕イベント最終話
- 2018/12/04(Tue) -
つくしの様子が少しおかしくなったのは5分後ぐらい……2回目だから早いのか?
なんて思ったけど、知らん顔して頬を撫でるあいつを横目で見ていた。

忙しなく自分の頬や口元を手で押さえ、片方の手はスカートの裾を握り締めて震えてる。キョロキョロと目が動いて時々自分の顔を扇いでる…全身が火照ってきたんだろうな。


「つくし、運転させて悪かったな。疲れただろうから風呂入れてやるよ。待ってな」
「え?あぁ……うん、お風呂…ね」

「晩飯まで時間があるからな」
「うん、時間ある……時間あるよね」

「どうかしたのか?」
「へ?あぁ、いや、なんでもな…い」


くくっ……時間の問題だな。


つくしをリビングに残してバスルームに行くと、流石お袋…予測でもしてたのか24時間風呂でいつでも入れるようになっていた。
しかもオーバーヘッドシャワーに打たせ湯まで設備は完璧。
そして一面ガラス張りで浴室から庭が丸見え…開放感もすげぇけど誰かに見られてそうなスリルの方が半端ねぇよな。

まぁ、ここの庭には誰も入れないようにしっかり柵がしてあるはずだけど。



「つくし、すぐに入れるようになってたぞ。どうする?1人がいいか?」
「…総、あの…」

「ん?どうした?一緒がいいか?」
「うん、お願い…総、ごめん、なんか…身体が熱くて」

ソファーに座ったままとろんとした目で見上げてくる…ヤベっ、俺までここで熱くなってどうすんだ?


で…今日はどうするか。
昨日は俺が攻めまくったから今日は違うパターンがいいよな。

つくしの左頬にそっと手を置くとそれだけでビクッと肩を竦めて「ふんっ…」って甘い声が漏れる。その手に自分から顔を擦り寄せたりして甘えたように自分の手も重ねた。

「行こうか…歩けるか?」
「うん、大丈夫…総、大好き…」

「今更か?くくっ、可愛いな…つくし」
「ん?えへへ…どうしたんだろ、なんか言いたくなっちゃった」


すぐそこなのにお互いの腰に手を回して、脱衣場に行くとそこの壁につくしを押さえつけて唇を重ねた。
つくしも待ってたかのようにそれに応えて、自分から舌を絡ませ俺の首に手を回して……俺よりもこいつの手の動きの方が次の行為を急かしてるようじゃね?

だからキスしながらつくしの服のボタンを外し始めた。
少し唇を離して耳朶を噛むような仕草のついでに「俺の服はお前が脱がせて?」なんて言うと、赤い顔しながら震える手でボタンを外していく。

胸元が肌蹴て肌が露わになると、つくしの指が滑るように俺の腕から袖を抜き、パサリと服を床に落とした。

当然つくしも同じ……着ていたものをお互いに脱がせると、艶めいた瞳で見てるのは俺の胸…しかも半開きの口元から見えてる赤い舌がすげぇ色っぽい。


バスルームに入ると1番始めにオーバーヘッドシャワーで自分たちの身体を濡らし、それを浴びながらつくしをそこの壁に押し付けた。
立ったままつくしの唇を奪い、敏感になってる胸の先を弄る…柔らかいそこに指が食い込むほど揉み上げると、重ねた唇から漏れる声がどんどん大きくなっていった。

シャワーの音で掻き消されてるけどすげぇヤらしいリップ音…それにつくしの喘ぐ声が浴室に響いて、お互いの唾液も絡まって銀色の糸になりシャワーと一緒に流れ落ちてった。


つくしの腕が俺の背中に回って引き寄せる。
「総……」って甘い声で誘うように見つめる目はいつものつくしじゃなく……男を惑わす妖婦みたいだった。


なんでだ?飴を食ったのはこいつなのになんで俺の方がこんなに煽られてんだ?


……それはそれで少々ムカつく。主導権は渡したくねぇ。


貪るように唇を奪い、片手は荒々しく胸を掴みながらもう片方を下に伸ばしていく。瞬間足を閉じるけど、そこを無理に押し入り熱く膨らんでいる秘部を指で撫でるとすぐに足の力は緩み始めた。

「あぁっ…やっ、総……あぁ…!」
「いや?そんな風に見えねぇけど?だってほら……こんなになってんじゃん」

「いやぁあ……んっ、総、そ、そこ…」
「気持ちいいんだろ?声出せよ…お前の声、すげぇヤらしくて堪んねぇわ」


既に蜜が溢れてるソコはぷっくり膨らんでて受け入れ体勢に入ってる。

でも、まだ始めたばかり……つくしの快感に溺れる顔を見るのもよくね?
早く欲しいと強請る顔…歪ませた眉と力が入る指、「総、お願い…」って小さな声が聞こえる。

焦らしに焦らしたら自分で俺の手首を掴んで催促してくるけど、入り口だけ擦りあげる俺の指はそれ以上奥には入れてやらない。


その時、意外にもつくしの方が俺から離れ、立ち位置を変えられた!


「……えっ?!」
「……んふっ…だって総が意地悪なんだもん。だから……私がしてあげるね…」


そう言うと赤い舌を出して俺の胸をペロリと舐めた。
その時に指でもう片方の乳首を弄られ、油断してた俺の方が「くっ…」と、声を漏らした。

薄く目を開けてみれば蠱惑的なつくしの目が俺の顔を見上げてる。そして何度も俺の肌を舐め上げて、だんだんと下の方に移っていった。


マジで……これもあいつの効果なのか?


「つくし…お前、無理すんな?くっ…はぁっ、つくし……いいのか?」
「…いいよ、だって総だもん。それとも総は…いや?」

「そうじゃねぇけど……うっ!」

いやかどうかなんて聞いてるクセに、もうその手は俺のモノを握り締め上下に手を滑らせてる。撫でられてるのかと思えば強めてみたりと、それを繰り返しているうちに俺のモノはどんどん固さを増してった。
「凄い、総……」なんて言いながらその先っぽをペロっと舐め、そのあと口の中に含んでくれた。


「……すげ、気持ちいい…つくし、つくし……」

堪んなくなって掠れたような声が出る。
くそっ!この俺がみっともねぇ…それでも、もっと奥までとつくしの頭を抱え込んだ。
何度も舌と指で愛されて、もう我慢出来ねぇってところまで……先にイクなんてプライドが許さねぇけど耐えられなくなった。

「つ、つくし…くっ、もう…もうイクぞ!悪ぃ!」
「……んっ!うっ……ゴホッ!!」

「……くっ!」

ドロリとつくしの口から白濁したものが流れ落ちる。
苦しそうな顔をしたつくしにシャワーの湯を掛けて口を漱がせたけど、その口の端に微かに残った光るもの…それを指で拭き取ると少しだけ泣きそうな顔をしてた。


「ははっ…苦しかったか?ごめんな」
「…大丈夫。総が気持ち良かったのなら……」

「最高だったぜ……今度は俺だな」


つくしを抱き上げてそのまま湯船に入ると、今度はこいつを自分の腰の上に乗せ、俺を欲しがってるアソコを一気に突いた!
「あああぁーっ!」、と矯声をあげて俺の上でつくしが身体を反らせ、慌てて後側に落ちないようにと腕を掴んだ。

つくしも俺の腕を掴み、お互いが引き寄せながら下からはガンガンと突き上げる。


ちゃぷん、ちゃぷんと湯が飛び跳ねる……その飛沫を浴びながらつくしの最奥に俺自身を打ち込んだ!


「総!総…あぁっ、やあぁっ…!!だめっ…もうだめっ…!」
「はっ、まだこんなもんじゃねぇだろ?よし…イクぞ、つくし!」

「あっ、あっ…そ、総…!」
「つくしっ…はぁっ…くっ!」


バシャっ!と大きな音を立ててつくしを突き上げ、そこでもう1度自分の精を吐き出した。
それと同時にガクンと俺の肩に頭を落としてつくしはぐったり…お互いに息が上がってて心臓が壊れんじゃないかと思った。

肩に掛かるこいつの甘い吐息…でも、悪いがこのぐらいで終わる訳ねぇけどな。


次はどうしようか、なんて考えていたその時だった。

ムクッとつくしが身体を起こし、真顔で俺の事を見た。
もちろんまだ繋がってるし、お互いの顔は僅か15センチぐらいしか離れてねぇけど。



「あれ?なんで?」

「…は?なにが?」


「……なんでお風呂に入ってるの?…って言うか!いやぁあん、ここなに?!外から丸見えじゃないのっ!」
「何言ってんだよ!夕飯まで時間あるから入ろうって言っただろうが!」

「きゃああぁーっ!しかも、総っ!昼間っから…ちょっと離れなさいよっ!」
「はぁ?!なんでだよ!まだこれからって思ってんのに?」

突然素に戻ったつくしが俺の上から飛び降りて、今更なのに両手で胸を隠してすげぇ勢いで湯船の端に逃げた!


「こんなに明るいのにどーしてそうなるの!総ったらホントにエロだよね!」
「………」

「も、もう私はここから出るからね!お先にっ!」
「…………」



ちゃぷん…

もしかして、やっぱり飴の効能がそれぞれ違うんじゃね?
昨日のは長時間対応「性感度抜群飴」、今日のは「激甘御奉仕飴」、しかも超短時間で効果切れってヤツか?


まぁ……いいか!




「おーい、つくし!女将からもらった飴、あと何個残ってんだー?」

「飴?あと……8個ーっ!」


くくっ…ってことは、あと8回分楽しめるんだな?次はどんな効果がある飴なんだろうな。

そんなことを考えながら今日もちゃぷんと湯に浸かる……マジ、最高に面白い誕生日だったな!






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『夢かうつつか 愛し愛され ~ちゃぷん ちゃぷん~』 総誕イベント第十三話
- 2018/12/04(Tue) -
「総?総ってば…ねぇ起きて?」


気を失った俺が次に目覚めたのはまさかの西門宗家。
どうやらあの直後、チェックアウトの時間になってしまい、女将が男性従業員に指示を出して車に運んでくれたらしい………


帰りは自分で運転するつもりだったのに、つくしの運転でぐっすりと東京まで気が付かずに運ばれてきたようだった。


「あ?なんで家?」


時間を確認すればまだ15:00になったばかり。
今日も終日休みを取っているため、自宅に帰るつもりなど毛頭になく、観光して帰ってくるつもりだったのに………


「だって全然起きてくれないんだもん。
 それに………
 やっぱり疲れていると思って………」


そりゃ朝の6時ころまで頑張ったんだから疲れてはいるけど…
この休みのためにスケジュールを詰め込んでいたことを知っているつくしは仕事疲れだと思っているようだったけど…


「つくしちゃんだって朝方まで頑張ってただろ?」


その言葉に先ほどまでの心配そうな顔とは一転して今度は真っ赤になる。
それを揶揄ってやろうと口を開いたところで後ろから声がした。


「あらあら。二人ともおかえりなさい
 ふふふ。いい報告が聞けるかしら?」


俺たちの帰りを誰かが伝えたのか、家元夫人が出てきた。
つくしと結託して車まで用意した家元夫人。
本来なら何か一言言ってやりたいくらいだが、とりあえず後ろに控えている内弟子たちもいるため取り繕う。


「ええ。とても楽しい誕生日でしたよ。
 家元夫人のお陰もありましたからね」


ちょっとだけ嫌味を込めて言ったみたらなぜか満面の笑み。


「そうでしょ?それにもう一つのプレゼントも
 気に入ってくださったかしら?」

「もう一つ?」


俺が聞き返したところで、つくしが「実はこれからなんです」と申し訳なさそうにつぶやいた。


「あら。そうなの?
 じゃあ、今から一緒に行ってみましょうよ」


なんて言いながら勝手に車に乗り込もうとしている。


「さぁさぁ、総二郎さんも早く。
 つくしちゃん、運転よろしくね。
 じゃあ、ちょっと出かけてくるわね」


内弟子たちに外出を告げると、つくしが困惑顔のまま車を発進させた。


「この車も私からのプレゼントです。
 これくらい大きければ孫も乗せて
 つくしちゃんの運転で
3人で出かけられますでしょ?」

「3人?」

「ええ、私とつくしちゃんと孫」

「なんで俺がいねぇんだよ」

「あなたはお仕事しないといけないでしょ?
 それに夢だったのよ。
 お嫁さんと孫と3人で仲良くお出かけするのが。
 つくしちゃんが総二郎さんの彼女になって
 くださったときから夢が叶うわって思っていたの」


嬉しそうに話す家元夫人。
何を勝手に考えているんだと反撃しようとしたところで目的地に着いたらしい。


そこは………
西門邸の裏にあって…
元々は蔵だったはずなのに小奇麗な純和風の家が建っていた。


自動で門が開いて、中に入る。
するとそこには車庫があり、俺の愛車とバイクがすでに止められていた。


開いているスペースに駐車すると真っ先に降りていく家元夫人。


「総。あのね。これが渡そうとしていた
 プレゼントの一つでね」


そういって渡されたのが、小さなかわいらしい封筒。
その中にはカードキーが入っている。


「これって…」

「さぁさぁ、とりあえず中に入って。
 総二郎さんのお部屋にあったものも
 すべて昨日のうちにこちらに運んだのよ。
 つくしちゃんのお荷物も全部届いてるわ」

「え!」


驚く俺につくしが恥ずかしそうに微笑んだ。


そんな俺たちを嬉しそうに引き連れて、部屋の説明を始める家元夫人。


「こちらがキッチンとダイニングとリビングルーム。
 広々としてますでしょ?
 つくしちゃんがお料理お好きみたいだから。
 それから右の扉がゲストルーム。
 その隣の和室はお茶室にもできるわ!
 こちらはうふふふふ。寝室よ。
 寝室にもバスルーム完備よ。
 奥には総二郎さんの書斎もございますからね。
 その隣と隣と隣は子供部屋にできるわ。」


なんて言いながら次々に部屋を開けていく。
最後に意味ありげにもう一度寝室を確認するとにっこりと俺たちを見た。


「そうそう、こちらのドアは本邸に
 繋がってますからね。
 ふふふ。じゃあ、後は二人でね。
 夕食はご一緒しましょうね」


なんて言いながら、そのドアを開けると、本邸につながる廊下ができていた。
含み笑いをしながらいそいそと本邸に戻っていく姿を見送る。


ちょっと唖然としているところで後ろからつくしの声が聞こえた。


「改めてお誕生日おめでとう。
 朝、私からの決意表明はしたつもりだけど…
 これからはずっと一緒に………」


ずっと一緒に住みたいと言っていた俺。
俺に嫁ぐことを決めてくれてその上、今日から一緒に暮らしてくれると言う。


「最高のプレゼントだ!」


つくしを抱き寄せて部屋を見渡し、これからの生活を想像してにやける。


「あ、それからね。
 これは旅館の女将さんから!」


そう言って渡された袋の中は例の飴玉。


「気に入ってたみたいだから
 それはお前にやるよ」

「本当に?ありがとう!」


なんて嬉しそうに口にしているけど………


寝室もそこにあるわけだし?
夕食までちょっと時間もあるわけだし?


つくしが飴をなめ終わるのを待って早速寝室を使うことにした。
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