それぞれの決断 38
- 2017/09/21(Thu) -

お嫌いな方はスルーしてください。

注意書についてのクレームはスルーさせていただきます。
参照(それぞれの決断 1)

まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ(*・∀・)つ
言えない言葉


このエンドはそれぞれの決断 21からの分岐のお話になります。


やっぱり総ちゃんエンド。

念の為に言っておきますが…長いです…。


私は大丈夫!という方のみお進みくださいませ。
↓ ↓ ↓


Gipskräuter




オマケがあるかも?



いつも通りに目を覚まし、身支度を整えてリビングに顔を出した。

そこには既に親父とお袋がいて、新聞を片手にテレビを見ている。

チラッと見えた新聞には、『西門流家元』の文字が見てとれた。
そしてテレビに視線を移すと、テロップには『西門流家元 元妻と密会?!』と映し出されている。

つーか、いうに事欠いて密会ってなんだよ、密会って!
別にコソコソ隠れて逢っちゃいねぇし?

思わず苦笑が漏れたが、笑ってる場合じゃねぇ。
こんな見出しをつけられた日にゃ、つくしが悪く言われちまう。
冗談じゃねぇぞ!!

その間もキャスターはレストランの個室で会っていただの、同じリムジンに乗り込んだだのどうでもいいようなことを繰り返し話している。

「総二郎。表が騒がしいんだが?」

「分かってる。行ってくるよ。」

そう言った俺を親父たちは黙って送り出した。


閉じられている門を開くと同時にフラッシュが焚かれ、幾つものマイクが差し出された。
そんなことは想定内。
周りが落ち着いてきた頃を見計らい口を開いた。

「おはようございます。
この度は私事でお騒がせしております。
本日10時より、西門開館の広間にて会見を開かせていただきます。
ここでは迷惑になりますのでそちらにお集まりください。
よろしくお願い致します。」

一礼するとまたフラッシュが焚かれるが、暫くすると一人、また一人とその場を立ち去っていく。
ここで得るものは何もなく、西門に楯突くのは得策でないと分かっているんだろう。

立ち去っていく報道陣を確認し、俺もまた踵を返した。


リビングに戻ると親父らはダイニングに場所を移し、朝食を摂っていた。
俺もその席に着き、朝食を摂り始めた。

親父は『まずまずだな』とでも言いたげに俺を見る。

「総二郎さん、今日はよろしくお願いしますね。」

「あぁ、分かってるよ。うまくやる。」

その後はそれぞれがただ黙々と箸を進めていた。

きっと思うことはたくさんあるんだろう。
けれど口を出さずに遣りたいように遣らせようとしてくれるその気持ちがありがたかった。
それと同時に『家元』であるはずの俺がしっかりしなきゃなんねぇのに、親父らに頼りきりになっちまってることが情けねぇ。


この数年間、俺には守るべきものがなかった。

守るべきものが出来たら…。
つくしがそばにいてくれたら…。

俺は強くなれるんだろうか?
今度こそあいつを守っていけるんだろうか?

いや、今度こそ守らねぇとなんねぇ。



AM10:00 西門開館 広間


時間ちょうどに広間へ入ると予想通り多くの報道陣が集まり、一斉にフラッシュが焚かれる。慣れてるとはいえこう一日に何度もやられたんじゃ堪んねぇっつーの。
そう思いながらその中を進み壇上へと上り、集まった報道陣を前に簡単に挨拶を済ませた。

報道陣はどんな話が聞けるのかと、興味津々といった様子で俺を見ている。
俺は会場が静まるのを待ち、本題へと入ることにした。


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コメント
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2017/09/21 14:39  | | #[ 編集] |  ▲ top

-yukikoサマ-
コメントありがとです♪

あははっ。
毎度ごめんなさい( *´艸`)
そうなの、間違いなく密会ではないのよ(笑)
密会なんてした日には総ちゃん我慢できずそのまま……(//∇//)

会見の朝の西門邸は静か…でもないのか?に幕を開きました。
これ書いててまた会見か…と途方にくれちゃいましたよ…。
こういう場面は苦手~!!
でも続もお楽しみにね~(o・ω・)ノ))
2017/09/23 03:19  | URL | コメ返信 yukikoサマ #-[ 編集] |  ▲ top


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