それぞれの決断 43
- 2017/10/03(Tue) -

お嫌いな方はスルーしてください。

注意書についてのクレームはスルーさせていただきます。
参照(それぞれの決断 1)

まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ(*・∀・)つ
言えない言葉


このエンドはそれぞれの決断 21からの分岐のお話になります。


やっぱり総ちゃんエンド。

念の為に言っておきますが…長いです…。


私は大丈夫!という方のみお進みくださいませ。
↓ ↓ ↓


Gipskräuter




オマケがあるかも?



どう切り出そうか考えながら海を…空を眺めていた。
こういう時に俺は考えすぎて思うようにいかねぇらしい。

つくしは俺の肩に凭れて、瞳を輝かせ刻一刻と変わっていく景色を見ている。

「つくし。
大事な話があるんだ。」

いくら考えてもどう話せばいいかなんて分かんねぇ。
だったら出たとこ勝負でいいんじゃね?
そう思って話を切り出した。

つくしは頭を上げて俺を見上げてる。

「あの日…俺が美作に行った日のことなんだけどさ…。
お前はあきらから何も聞いてねぇんだよな?」

「…うん。」

つくしは視線を落とし小さく頷いた。

「あの日…西門にあきらが来たんだ。」

あの日の西門でのやり取りを掻い摘まんで話した。
つくしは口も挟まずに黙ってそれを聞いている。

「情けねぇ話なんだけどさ。
俺はあいつに背中を押されなきゃ何も出来なかった…。
ごめんな、こんな話で。

お前は知らなくていいと思ったんだ。
でもやっぱりお前は知りたいだろうし、知っておくべきだと思った。
あきらの…おじさんやおばさんの本当の想いを…。」

俺たちの間に沈黙が流れていた。
つくしは俯いたままで表情は一切見えねぇ。

言わねぇ方が…知らねぇ方がつくしはよかったんだろうか?

「…話してくれてありがとう。」

不安に駆られていたとき、つくしは涙混じりの声でそう言った。

「あきらがそんな風に考えてたなんて知らなかった…。
私…幸せだったんだよ…?
あきらはいつも優しくて、お義父さんもお義母さんもすごくよくしてくれて…。

なのに私…苦しめてたんだね…。
知らず知らずに態度に出てたんだね…。」

こんなところで抱きしめるワケにもいかず、つくしの頭に手を伸ばした。

「違うだろ?そうじゃねぇ。
俺はお前にそんなことを思わせるために話したんじゃねぇぞ。

あきらもおじさんもおばさんも、あんな形でお前をあの家から出す形になった。

でも本当は誰よりもお前が大事だったから。
お前を想ってたから。
だから今俺たちはこうして二人でいるんだ。

俺はそんなあの人らの想いをお前にちゃんと知っていてほしくて話したんだ。」

「…うん、分かってる…分かってるよ……。」

つくしは俯き涙を流す。
溢れた涙がつくしの手を濡らしていった。

俺はつくしの頭を撫で続けていた。

気づけば陽は沈み夜景が広がっていた。


「つくし、幸せになろう。
俺がこんなこと言えた義理じゃねぇんだけどさ…。
二人で幸せになろうぜ。
それが一番の恩返しだよな?」

「うん…。
私…何があっても、もう二度と離さないから。
一緒に幸せになろ?」

つくしは涙でグショグショになった顔を上げて微笑んだ。

「くくっ。すげぇ顔だな。」

「うっさい!
誰のせいよっ?!」

「分かってるって。悪かったよ。
でも…くっくっくっ。」

「もうっ!ふふっ…。」

「つくし、夜景、綺麗だぞ。」

「うん、綺麗だね。」

きっと俺たちはこの日の景色を忘れることはないだろう。


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コメント
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2017/10/03 22:29  | | #[ 編集] |  ▲ top

-yukikoサマ-
コメントありがとです♪

うーん…つくしちゃんはどう思ってたんでしょうね~。
そこも書けばよかったと深く反省…。テヘ。
どうしてもね、総ちゃんが優先でそこから組み立てていくから(笑)

さてこれで隠し事は一切なくなった?2人。
幸せになってもらわねば!だよね~(〃ω〃)
いよいよですかね~♪♪

来週はもしかしたらバタバタするかも?
でも我慢しないでね!
返せるときに返しますv(・∀・*)
2017/10/03 23:08  | URL | コメ返信 yukikoサマ #-[ 編集] |  ▲ top


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