幸せへの道 3
- 2017/07/29(Sat) -

最近仕事が落ち着いてきた俺は、ちょこちょことつくしと大学に足を運んでる。
きっとそんな情報を掴んでたに違いねぇ。



目の前には目尻を下げてつくしと話しをするあきらと類がいる。

「総二郎、色男が台無しだぜ?」

「ぷぷっ。総二郎、何その顔。」

「昔のお前に見せてやりたいよ。くくっ。」

うるせぇ!
放っとけっつーの!!

二人にからかわれる俺を見てつくしはおかしそうに笑ってる。
ったく…どいつもこいつも…。
けど自分で蒔いた種だけに何も言い返せねぇ。

「ねぇ、牧野?
結婚式っていつなの?」

何も知らない類はそんなことを言い出した。
明らかに言い淀むつくしを見て俺を睨む。

俺が悪者かよ?
口には出さねぇが、正直そう思っちまう。

つーか、俺のせいなんか?
誰のせいでもねぇ気はすんだけど…?
婚約を急ぎすぎたってことなら確かに俺のせいになるんだろうけどよ。

「なんだ、まだ決まってないのか?」

あきらは少し驚いた様子で俺を見る。

「あぁ、これからボチボチな。
今日もこれから屋敷に行くところだよ。」

心に生じた僅かな迷いを隠してそう答えた。

「ふーん?
まだ決まってないんだ?

牧野、今からでも俺のところに来ていいんだよ?」

おいおい…冗談じゃねぇぞ。
んなことあるワケねぇだろっ。

「牧野、それだったら俺のところでもいいんだぜ。牧野ならいつでも大歓迎だぞ。」

あきら…お前もかよ。
ふざけんなっ。

「も、もうっ。二人とも変なこと言わないでよ!
行くわけないでしょ!!
私は総二郎と結婚するんだからっ!」

類とあきらは顔を見合わせて笑い出す。

「くくっ。冗談に決まってるだろ?
けどいつもの牧野で安心したよ。
な、類?」

「だね。」

こいつらなりの気遣いってか?
今もつくしを想うこいつらには、つくしの迷いが手に取るように分かるのかもしんねぇ。
けどよ…?
それを俺のほうにも少しは出来ねぇもんなのか?

俺は呆れながらその後のやり取りを黙って聞いていた。



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コメント
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2017/07/30 17:42  | | #[ 編集] |  ▲ top

-yukikoサマ-
コメントありがとです♪

あはは。総ちゃんエンジン全快です( *´艸`)
でもでも結局のところ…みんな似たり寄ったりってこと?(笑)
あきらくんはバランスが取れてるからいいとして…司くんと類くんは今後も大変よね。
興味がつくしちゃんに移っただけだから(((*≧艸≦)ププッ

悪いことは全て総ちゃんのせい!
そんなところですかね~。
お気の毒だけど幸せいっぱいだから、我慢していただきましょ!エヘ。
2017/07/31 14:44  | URL | コメ返信 yukikoサマ #-[ 編集] |  ▲ top


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