心の距離 1
- 2017/10/10(Tue) -

いつもお越しいただきありがとうございます(’-’*)♪

今日は30万hit記念SSです。

のんびりまったりここまでやって参りました。
これも偏に遊びに来てくださる皆様のお陰です(。-人-。)

えー。こちらのお話。
『終わりと始まり』『踏み出した一歩』『辿り着く場所』『巡る季節の中で』に続く第5段となっております。
まだお読みになっていらっしゃらない方は、そちらを先にお読みいただく事をお奨め致します。

では、お越しくださる皆様に感謝の気持ちを込めて!

お楽しみくださいませ(^人^)





ふとサイドボードに置かれた写真が視界に入る。

和装姿で微笑みあう俺たち。

その隣にはタキシードに身を包む俺と、純白のウェディングドレスを身に纏うつくし。
そして二人を囲んで笑みを浮かべる友人たち。


この写真を見るとあの時のことを鮮明に思い出す。


つくしの前じゃ平静を装っていた。
けど内心は違う。

怖くて堪んなかった。

つくし。
お前が知ったらどう思うだろうな?

ばっかじゃない?!

なんて笑い飛ばすんだろうな。

俺も今だったらきっとそうすると思うよ。





結婚式も一ヶ月後に迫ったある日のこと。


全ては友人からの一本の電話から始まった。


その話を聞いた時のことをよく覚えちゃいねぇ。ただ背筋が凍った。
かけがえのねぇ大事なもんを失っちまうんじゃねぇかっていう恐怖しかなかった。

気もそぞろで出席した茶会の評価は散々だった。今こんな評価をされちまうことが自分にとって、最悪の事態だということは分かってる。

分かってるけど…。

ようやく婚約まで漕ぎ着けて、あと一ヶ月もすりゃめでたく結婚っていうこんな時期に、よりによってなんでこんなことになるんだよ…?
なんでこのタイミングなんだ?

答えのない問いが頭の中を駆け回っていた。

本来ならば会食へと出向くはずだったが、冷静さの欠片もねぇ今の状態で出席したところで、評価は下がる一方だろう。
同じ下がるならばまだ欠席の方がいい。


回んねぇ頭でそう思い至り、茶会の片付けを弟子に任せて帰路に着いた。




その知らせに俺は愕然とした。

あの、司が?
まさか…。
冗談だろ?

けれど受話器越しに聞こえる西田さんの声は至って冷静で、とても嘘をついているように思えない。いや、それ以前にこんな嘘をついたところで、誰一人得などしない。

とっくに切れている受話器を戻し、秘書を呼びスケジュールを調整させた。そして俺は司の住むNYへと向かうこととなった。


司が牧野を忘れてしまったことで、類も総二郎も司とは疎遠になっていた。特に総二郎は身を置くべき世界が違うこともあり、ここ何年かは連絡すら取っていなかっただろう。

そんなことはお見通しとばかりに何かが起きると西田さんは俺に連絡をよこす。昔築いた自分の立ち位置は時を経ても変わることなくここにある。


俺はNYへと降り立ち、西田さんに聞かされた病院へと急いだ。

なんだって今になって…。

これが正直な気持ちだった。
それでもこうして駆けつけてしまう辺り、俺も相当なお人好しなんだろうと思っていた。



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コメント
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2017/10/11 02:05  | | #[ 編集] |  ▲ top

-yukikoサマ-
コメントありがとです♪

えへへ~!
掘り起こしましたよ(笑)
ってずっと待機してました( *´艸`)
もうねー、随分前に書いてたんだけど、タイミングがね。

やっぱり難関の司くんを越えないと(笑)
となるともう展開的にこんな感じかな?となりました♪♪
最後まで楽しんでくださいね~(*´∀`)♪

うおぉ、早くない?早いよね?
もうそんな季節なのね…(;・ω・)
早めに受けて移らないようにね~!
ちなみに受けたことないけどかかったこともないのv(・∀・*)
体質とかもあるんだろうね!
2017/10/12 00:37  | URL | コメ返信 yukikoサマ #-[ 編集] |  ▲ top


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