その後の男たち 4
- 2017/07/04(Tue) -


こちらのお話は『それぞれの決断』あきらくんエンドの番外編です♪


お嫌いな方はスルーしてください。
以前同様にこのスタイルで全話アップしていきます。


注意書についてのクレームはスルーさせていただきます。
参照(それぞれの決断 1)

まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ(*・∀・)つ
言えない言葉
それぞれの決断 1
あきらくんエンド 13~
詳しくはindexをご覧くださいませ。


私は大丈夫!という方のみお進みくださいませ。
↓ ↓ ↓


Gipskräuter




オマケがあるかも?

総二郎は何も語らない。
俺たちが元のように話せる日は来ない。

そう思っていた。

なのにこいつの口から言葉がこぼれた。
俺は素直な想いをそれこそありのままに伝えた。

俺とつくしとの何十年という時間。
その時間の中には常に総二郎が存在していた。

俺にはそれを伝える義務がある。
そんな使命感のような想いが胸の内にいつもあった。

いまさら知ったところでどうにもならない。
けれど凍りついた心を溶かすことは出来るかもしれない。
きっとつくしはそれを望むだろう。

俺は再び空になったグラスに酒を注いだ。
そんなに飲んだつもりはないのにすでに一升瓶は空っぽになった。

もう少し居座る気だったが酒も切れたか…。

「来月また来るよ。
一緒につくしの墓参りに行こう。」

待っていたところでおそらく返事はないだろう。
返事を聞かずに俺は部屋を後にした。



幸せだと思っていたあいつの胸の内を初めて考え、初めて知った。

ずっと苦しかった。
忘れることなんて出来なかった。

世の中で一番大事な俺の宝物。
何者にも変えられない大切なもの。

俺はいつも自分のことで精一杯でつくしの…あいつの想いを考えたことがなかったのかもしれない。

いや、今だからこそ考えられるんだろうか…。

つくしは…幸せじゃなかったのか…?
いつも空を見上げてた?
お前の中に俺はいつもいたのか?
一緒だったのか?

あいつも幸せじゃなかったのか…?
いつもつくしを連れ歩いてただろ?
そのつくしの中身は本当に空っぽだったってことなのか?

決断を下した俺たちはその時一番いい答えを出したはずだった。
それなのに…。


なぁ、つくし。
俺たちは苦しまなくてもいいことで今まで苦しんでいたのか?
どうせ苦しむんなら、一緒に苦しむ方がよかったのか?

俺は俺が分からなくなってきたよ。
そもそも初めから分かってなかったのかもしれないな。

どれだけお前が大事な存在だったのか、
俺に対するお前の想いも、
あいつのお前に対する想いも。

全てが空回りだったのかもな…。

俺はグラスに残っている酒を流し込んだ。



月命日は終わったばかりだというのに、俺はずっとソワソワしていた。


つくしがいなくなったこと自体俺には実感がない。
その女の墓参り…。

全くピンとこなかった。

それでも…。

あいつの言うことが真実なら俺は行かなきゃならない。
伝えなきゃならないことが山ほどある。

つくし…。
必ず行くから。
もう少しだけ待っててくれないか?



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コメント
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2017/07/05 02:18  | | #[ 編集] |  ▲ top

-yukikoサマ-
コメントありがとです♪

あはは…。
おっしゃる通り3人ともダメダメです…。
なーんでこんなことになってしまったんでしょうー( ̄~ ̄;)
間違いを最小限に抑える通過地点はあったはずなのにね。
総ちゃんはやっと重い腰を上げてくれそうです♪
とりあえず、よかったよかった( *´艸`)

そうそう台風でしたね!
大丈夫でした?
そちらは多いから大変ですよね(>_<")
くくっ。
お休みってそんな感じですよね(笑)
焦らずのんびり、来てもらえるだけで嬉しいですよ(〃ω〃)
2017/07/05 21:14  | URL | コメ返信 yukikoサマ #-[ 編集] |  ▲ top


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