それぞれの決断 24
- 2017/08/19(Sat) -

お嫌いな方はスルーしてください。

注意書についてのクレームはスルーさせていただきます。
参照(それぞれの決断 1)

まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ(*・∀・)つ
言えない言葉


このエンドはそれぞれの決断 21からの分岐のお話になります。


やっぱり総ちゃんエンド。

念の為に言っておきますが…長いです…。


私は大丈夫!という方のみお進みくださいませ。
↓ ↓ ↓


Gipskräuter




オマケがあるかも?




「久しぶりだな。」

どうせ電話をしても出るはずはない。
だったら正面突破に賭けてみようじゃないか。

俺は総二郎のスケジュールを調べ上げ、西門を訪れた。

上がり口に現れた総二郎にあえて昔と同じように言葉を投げ掛けた。
けれど総二郎からはなんのリアクションもない。
ただ俺を能面のような顔つきでじっと睨んでいた。

「ちょっと上がらせてもらうぞ。
お前の部屋でいいよな。」

返事も聞かず靴を脱ぎすて、ずかずかと上がり込み総二郎の部屋を目指す。
だが総二郎が着いて来る気配を一向に感じない。
振り向けばさっきと同じ場所に立ち、まだ俺を睨んでいた。

「そんなところに突っ立ってないでさっさと来いよ?」

総二郎。
俺たちは長い付き合いなんだ。

お前が言わんとすることくらい分かってるさ。
それはお前だって同じじゃないのか?
俺のすることなんてお見通しだろ?

俺は今度は振り向くことなく総二郎の部屋を目指した。

部屋の扉を開けて息を飲んだ。

かつて何度もこの部屋へと足を運んだ。
つくしがいた頃はここは二人の部屋だった。

部屋の中はあの頃と何ひとつ変わっていない。

「客間の方が良さそうだな…。」

すぐ後ろに立つ総二郎に聞こえるように呟き、踵を返した。


客間は静寂につつまれていた。

言葉こそ口にしないものの、総二郎はずっと俺を見ている。
まるで俺の向こうにいるつくしを見るかのように。

「総二郎、お前最近どうなんだ?
やっぱり治らないもんなのか?」

総二郎は鋭い視線を俺に向けている。
放っとけってか?
そんなもんで怯むくらいならここには来ないさ。

俺は息を吸い込み、大きく吐き出した。

「つくしが泣いてる。
毎日のようにつくしが泣いてるんだ…。

お前にはこの意味が分かるよな?」

俺の言葉に総二郎の瞳が揺れた。

「俺はあの時間違えたんだ。
一番しちゃいけない決断をした。

総二郎。
それはお前も同じだ。
よかれと思っていた決断は全部間違っていたんだ。」

ここまで言っても総二郎は未だ口を閉ざしている。

「まだ黙りか?

俺たちの決断が、つくしを泣かせてるんだ。
お前はつくしを手放すべきじゃなかった。俺もつくしを連れ帰っちゃいけなかった。

忘れたのか?
相手はつくしだぞ?
何にでも立ち向かっていく女だぞ?
けど同時に人一倍優しい女なんだ。
お前に出ていけって言われて、お前の気持ちを汲み取って泣く泣く俺のところに来たんだ。

その女が泣いてるんだ…。
それでも何にも感じないのか?

俺はあいつを泣かせたい訳じゃない。
幸せでいてほしい。
笑っていてほしいんだ。」


俺は黙っている総二郎を睨みつけていた。



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コメント
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2017/08/19 19:29  | | #[ 編集] |  ▲ top

-yukikoサマ-
コメントありがとです♪

うんうん、大丈夫(((*≧艸≦)ププッ
あきらくんも好きよ~♪
でも総ちゃんの方がもっと好きなだけ(笑)

このお話はあきらくんからの派生ですからね。
切なくてもいい所を見せねば?!
ん?そうなると総ちゃんは…どうなるんでしょうね(笑)
先は長いのでのんびり楽しんでくださいね~(*´ω`*)
2017/08/20 03:56  | URL | コメ返信 yukikoサマ #-[ 編集] |  ▲ top


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