それぞれの決断 25
- 2017/08/22(Tue) -

お嫌いな方はスルーしてください。

注意書についてのクレームはスルーさせていただきます。
参照(それぞれの決断 1)

まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ(*・∀・)つ
言えない言葉


このエンドはそれぞれの決断 21からの分岐のお話になります。


やっぱり総ちゃんエンド。

念の為に言っておきますが…長いです…。


私は大丈夫!という方のみお進みくださいませ。
↓ ↓ ↓


Gipskräuter




オマケがあるかも?




二度と俺の前に姿を現すな。

そう伝えたはずのかつての友人が俺を訪ねてきた。

俺はこの友人が憎かった。
常につくしを傍におき、幸せそうに社交界に立つこの男が憎くて堪らない。

俺のものだった。
つくしは俺のものだったんだ。
お前さえいなければ…。

奥底から溢れ出す黒い感情を押し黙ることで必死に堪えていた。


本当は分かってる。

こいつが悪い訳じゃねぇ。
そんなもんは俺の八つ当たりに過ぎねぇ。

けれど…。
そう思わなきゃ今までやってこれなかった。

あきらを憎むことで、つくしの想いは俺に向いていると思うことで、それだけを原動力としてここまでやってきた。


二度と会わないはずのかつての友人を前に俺の心には葛藤が生じていた。


『つくしが泣いてる』

この言葉にさらに俺の心は大きく揺さぶられていた。

泣かせたくなくて、笑っていてほしくて、幸せでいてほしくて…。
泣く泣く掴んでいた手を放した。

そのつくしが泣いてる?
俺たちの決断が間違いだった?

何を言ってる?
つくしはお前の隣で笑ってんじゃねぇのかよ?
泣かすなって言ったよな?

つーか、お前に言われるまでもねぇ。
つくしがどういう女かくらい分かってる。
お前につくしについてどうこう講釈されたくねぇっ。

一人悶々とそんなことを考えていた。
するとまた声が聞こえ始めた。

「総二郎。
つくしともう一度ちゃんと向き合えよ。
お前たち、結局あの日から一度も会ってないだろ?

腹を割って話をして、今のお前自身をつくしに知ってもらえ。

つくしを幸せに出来るのは…総二郎…、やっぱりお前だけだ。」

あきらは苦笑いを浮かべながら、俺の答えを待つかのように口を閉ざした。



俺はやっと伝えるべき言葉を口にした。

これでいい。
これでいいんだ。

キリキリと胸が痛む。
けれどこれがつくしにとっての一番なんだ。

必死に自分に言い聞かせていた。



俺の脳裏を過ったもの。

それは…。

あの日の総二郎は今の俺と同じ想いだったんじゃないだろうか?

つくしを手放したくない。
ずっとそばにおいておきたい。

そんな想いだったはずだ。

総二郎と俺の違いは明らかだった。

総二郎は自分の想いより、つくしの幸せを願っていた。
そして俺は…。
つくしの幸せを二の次にして、自分の幸せばかりを考えていた。

あの日、俺はつくしにあの屋敷に留まるように説得するべきだったんだ。

自分のバカさ加減にただただ呆れるばかりだった。



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コメント
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2017/08/23 02:03  | | #[ 編集] |  ▲ top

-yukikoサマ-
コメントありがとです♪

そちらは暑そうですよねー。
こちらはね、ずっと雨続きで過ごしやすかったんですが、今日辺りからそれも回復したみたいで…これから暑い日が続きそうです(´Д`|||)ガーン
動き回るから大変よね。
そして余計暑くなる(笑)

うん、そうそう。
全ては時間の経過と共に…なんだけど、気持ち的には「間違えた」が近いかな~と思ってます♪
うふふ。
鋭いところをついてきましたね!
でもこれある意味お約束?(笑)
暫しお待ちくださいませー。
どこかで出てくるはず( *´艸`)
2017/08/24 00:59  | URL | コメ返信 yukikoサマ #-[ 編集] |  ▲ top


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