それぞれの決断 26
- 2017/08/24(Thu) -

お嫌いな方はスルーしてください。

注意書についてのクレームはスルーさせていただきます。
参照(それぞれの決断 1)

まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ(*・∀・)つ
言えない言葉


このエンドはそれぞれの決断 21からの分岐のお話になります。


やっぱり総ちゃんエンド。

念の為に言っておきますが…長いです…。


私は大丈夫!という方のみお進みくださいませ。
↓ ↓ ↓


Gipskräuter




オマケがあるかも?




「つくしは幸せじゃない…のか?」

今更あきら相手に話すことは何もねぇとずっと口を閉ざしていた。
けどつくしが幸せじゃねぇっていうなら話は別だ。

つくしが幸せになれるように手放したんだ。
泣かせるためじゃねぇ。

「表面上はいつも笑ってるよ。
けど誰もいないところで泣いてる…。

ずっと時が経てば…と思ってた。
けど違った。逆だった。
時間が経てば経つほどに苦しそうだ…。

総二郎。
二度と言わないぞ。

つくしを迎えに来い。
つくしが心から笑える場所はお前しかないんだ。
どんなに辛くてもお前の隣ならあいつは幸せなんだ。」

俺をじっと見つめてそう言い、あきらは立ち上がった。

「邪魔したな。
総二郎…必ず来いよ。」

あきらはそのまま部屋を出ていった。
あとは俺次第…とでも言うように…。


一人客間に残された俺は愛しい女の笑顔を思い浮かべていた。

あの笑顔が消えた?

あいつの笑った顔を見るのが何より好きだった。
あの笑顔を守りたいといつも思ってた。

今の俺にあの笑顔が引き出せるのか?
余計に苦しめちまうんじゃねぇのか?

つくしを今すぐにでも浚いに行きたかった。
でも…怖かった。

あと一歩のところで踏み出す勇気が出ない。


「総二郎さん?いらっしゃる?入りますわよ?」

お袋の声にハッと我に返り、入口に目を向けた。
お袋は黙って俺の前に座り、俺の心を読み取るかのように見つめている。

「あきらさんから聞いてるわ。
つくしさんのことよね。

ねぇ、総二郎さん。」

そこまで言うとお袋は袷から封書を取り出す。
その封書を切なげに見つめて口を開いた。

「この手紙はね、つくしさんが総二郎さんに宛てた手紙なのよ。
つくしさんがこのお屋敷を出ると決めた時に書かれたものでね、私たちに貴方に渡してほしいと、それはそれは真剣なまなざしで頼まれたわ。
でもね、私たちはお断りしたの。
総二郎さんのためにならないと思ってしまったのよ。

でもね。
つくしさんが出て行かれて、しばらく経った頃だったかしら?
あぁ、その頃は総二郎さんもお戻りだったわ。
私宛にこの手紙が届いたのよ。

いつか貴方に渡してほしいと記されていたわ。」

そう話すと封書を俺の前に差し出した。

「総二郎さん。
確かに貴方は不安定だわ。
今の貴方につくしさんを幸せにすることが可能かどうか…。
私には分かりません。

でも…。

つくしさんは貴方の傍にいられたらそれだけで幸せなんじゃないかしら?
この手紙を私たちに託そうとした時のつくしさんの瞳を今でも覚えているわ。
きっと、貴方もあの瞳が好きだったんじゃないかしら?

この機会を逃したら、もう二度とあの手を掴めないわよ?」

まるで幼子を諭すようにお袋はゆっくりと言葉を紡いでいた。



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コメント
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2017/08/25 02:19  | | #[ 編集] |  ▲ top

-yukikoサマ-
コメントありがとです♪

うんうん、頑張った!!(笑)
なのにね~、総ちゃんったらなかなか煮えきらない感じで…( ̄▽ ̄;)
やることなんて1つしかないでしょうに…!
と、どついてやってください(((*≧艸≦)ププッ

自由な時間が少ないのは辛いですよねー( ´-ω-)
Gipは暇さえあれば常にゴロゴロしてます。ナマケモノダカラ…。
yukikoさんもなんとか時間みつけてのんびりしてね~♪
2017/08/26 03:59  | URL | コメ返信 yukikoサマ #-[ 編集] |  ▲ top


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